いけばな嵯峨御流

2月18日。華道総司所において、「遊花一日 冬期大学」が開催されました。

年に3回、嵯峨御流総司所会員を対象に開催されている「遊花一日」特別講習会が、華道総司所内の華道芸術学院において行われました。10時半からの開講式では、黒沢全紹門跡猊下に続いて私も140名の受講生の皆様にご挨拶致しました。今回は冬期大学、講師は西村強甫学院長です。西村先生が選ばれたテーマは「景色をいける」、午前中のデモンストレーションでは、生花七曲の応用で 富士を三管・五管・寸渡いけ控流しと体後添流しで それぞれ いけ表されました。

午後の実技では、控流しまたは体後添流しの富士を、西村強甫学院長、黒田祥甫副学院長、冨岡紀甫副学院長、下村久仁甫研究所副所長の実技指導のもと、クラスを分ける事なく 入門者からベテランまでが同じテーマに挑戦されました。

この特別講習会「遊花一日」は、今年で9年目となります。元々、華道芸術学院の建物が昭和24年に建設された翌年の昭和25年に第一回夏期大学講座が開催されて以来、ずっと夏だけの特別講習会が大覚寺の中で行われていたものが、発展して、平成20年に遊花一日となり、夏期・秋期・冬期の年3回目と、なったものです。

いけばなの文化を知り、キャリアも所属司所も超越して花やテーマに無心に取り組み、三昧の境地になれるのが、「遊花一日」です。

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