いけばな嵯峨御流

11月12日。嵯峨御流華道総司所会員限定企画「遊花一日 」秋期大学が、華道芸術学院で開催されました

嵯峨御流では、華道総司所会員限定企画として、年に3回「遊花一日 」を開催しています。講師が選定したテーマの元、全国から応募された総司所会員が、大覚寺内 華道芸術学院の教室で、花三昧の充実した時を過ごす企画です。

今回のテーマは「条物をさばく」。内容は、デモンストレーション「エニシダの線状美を楽しむ」。実技はエニシダの生花三才格でした。開講式では、黒沢全紹門跡猊下のお言葉の後、私もご挨拶をさせて頂きました。本日の講師、華道理事 光岡道寛先生は、難しく、枝をはらうのに手間のかかるエニシダの生花を、わかりやすく、手際よく説明されながら、指導されました。

午後の実技は、光岡道寛理事、青野直甫華道企画推進室副室長、冨岡紀甫華道芸術学院副学院長、黒田祥甫華道芸術学院副学院長の4名の先生方のご指導で、受講生の方は、熱く数いけの三才格に挑まれました。

華道芸術学院玄関には、光岡先生が助手の先生方といけられた200本の見事な数いけの作品、分体株分け、五管筒が展示され、それらの作品の前では受講生の歓声と溜息が聞こえていました。

エニシダを生花にいける事は、難易度の高いものですが、こうして講師の先生の特別講義を聴き、多くの皆様と一緒にいけると、頑張れるものですね。

次回の「遊花一日」冬期大学は平成29年2月18日。テーマは「富士をいける」、実技は生花 富士。

西村強甫華道芸術学院長が担当されます。”富士”に遊ぶ一日にお越し下さい。

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