いけばな嵯峨御流

11月3日 嵯峨菊をいけさせて頂きました。

嵯峨菊をいけさせて頂きました。

わたくしは、この度 「第31回 国民文化祭・あいち2016華道フェスティバル」後期展に、日本いけばな芸術協会から招待出瓶させて頂きました。

嵯峨菊は、嵯峨野の風土が育んだ独特の瀟洒な姿・咲き方をする菊です。また、旧嵯峨御所大覚寺には、嵯峨天皇が菊を手折られて殿中の瓶にいけられたところ、その菊に自ずと天地人三才の姿が備わっていた事に感動され、「爾今花を賞ずる者はこれを範とすべし」と仰せになられた事が寺伝として伝わっております。

この作品では、菊の籬(まがき)を連想する花器を用い、手作りの籬を添えています。「籬の菊」は、秋の風物詩として絵や歌に古くから好まれているモチーフ、ビルの中にいける1500mm×1200mmの花台の空間に、嵯峨菊が咲く野の風情を感じていただければ幸いです。

11月4日から6日名古屋市民ギャラリー栄8Fにて展示されます。

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