10月14日。「ポトマック川の景」の取材
首都ワシントンを代表する川はポトマック川です。D.C.からそれほど遠くないところにある、グレートフォールという場所を見せていただきました。
駐車場から滝に近づくと、いきなり目の前に怒涛のような流れと、荒々しい地層を刻んだ巨岩が現れ、息を飲みました。川の中央にある大きな岩は、「Pet rock」の愛称で呼ばれているそうです。
「ポトマック」の名前の由来は、北米の先住民族の一つ北米先住民族の一部族である、ポーワタンPowhatanが訛ったものだと伺いました。
首都ワシントンに流れ込む、ポトマック川河畔には、
明治45年(1912年)日本から贈られた、東京都荒川の桜が見事に根付き、毎年「全米桜祭り」が 開催されている事で有名です。この桜は、1980年代に荒川の桜が枯れてしまった時に、ポトマック川の桜が日本国へ贈られ、やがて荒川の堤が蘇ったという、麗しい友好のシンボルでもあります。今回お目にかかった米国人の方から、4月のワシントンはピンク色に彩られ、それはそれは美しいのです、と誇らしくお話になるのを伺いながら、私は明日のデモンストレーションには、米国と日本の友好のシンボルである風景を生み出す、ポトマックの河川の流れを、ぜひ舞台でいけて、風景に込められた想いを、皆様と分かち合いたいと思いました。
河畔には、岩を覆うように、ツツジ科の植物のようなものがびっしりと生えています。
そして、岩場の間に紫色の菊のような植物が可憐に咲いています。