いけばな嵯峨御流

カキツバタ。4月10日の大田の沢

友人から、4月10日の大田神社様のカキツバタの写真を送って頂きました。皆様も、ちょうど初花が咲く季節のカキツバタのいけ方を、お稽古していらっしゃるのではないでしょうか。

いけばなでは、カキツバタの咲き方をつぶさに観察して、季節によりいけ分ける手法が伝承されていて、葉に見え隠れしながら咲く風情の初花のいけ方から、四番花が咲く頃までをいけ分けるのです。それはカキツバタを通して季節を表現する事だと思っています。

季節が微妙に移り変わるその風情を、花に託するには、観察が、とても大事。

この、天然記念物である大田の沢の今日の姿をお稽古のかたにも、見せてあげたいと思います。

 

大田神社様のホームページから引用させていただきます。

上賀茂神社境外摂社「大田神社」のかきつばたは、(見頃五月上旬から中旬)平安時代より美しい色を見せており、国の天然記念物に指定されています。平安時代に詠まれた和歌に次のものがあります。

神山(こうやま)や  大田の沢の かきつばた ふかきたのみは 色にみゆらむ     藤原俊成

 

(中略)

かきつばた拝観時間は9時頃~15時頃迄です(目安)。

大田神社へは上賀茂神社から公道を東へ徒歩約10分です。(東へ行って最初の信号のある交差点が大田神社前交差点です。)

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昨年5月2日に、大田神社様で、わたくしが献花させていただいたカキツバタです。

 
2016/04/12 19:59

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