いけばな嵯峨御流

2月11日 横浜美術館。「 一般社団法人アジア花の文化協会(AFCA)設立記念イベント 第一回シンポジウム『花文化の今を考察する』」にパネラーとして出演致しました

横浜美術館レクチャーホールにおいて開催されたシンポジウムでは、パネラーと司会の5人がそれぞれ自分の作品を1作ロビーにいけておき、シンポジウムの中ではその作品の解説もするという趣向でした。パネラーの先生方は 粕谷明弘先生・川崎景太先生・久保数政先生・松田隆作先生と私です。司会は松田隆作先生です。

皆に与えられた作品テーマは「生命溢れる花、未来への希望をいける」でしたので、わたくしは「景色いけ・深山の景」を大水盤を用いていけました。

 シンポジウム第一部の2時間は、「花文化の今}について、いけばな・フラワーデザイナーそれぞれの立場から見解を述べ、第二部の1時間半では、パネラーそれぞれが自分の作品解説とテーマの関わりを解説。

私の作品解説では、まず景色いけは盛花形式で、その盛花も元々は西洋のテーブル花に影響を受けてできた花態であることや、それがやがて日本的なものへと昇華して盛花となったことを前置きし、命の源である水の流れの連続性が風景を生む・さらに日本のいけばなやフラワーデザイナーが日本独自の発想の原点としている日本の風景そのものを守る事が未来へのメッセージであるという想いを込めて、深山の景の解説をさせていただきました。

 定員240名での開催の中、嵯峨御流関東地区連絡協議会の先生方が50名も参加して下さり、大変有難く思います。

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