いけばな嵯峨御流

1月・2月 大覚寺逍遥

1月某日。かねてより工事中であった大覚寺玄関門の修理が終わり、屋根には阿吽の鬼瓦。口が開いた阿(あ)と、口が閉じた吽(うん)が屋根の両端に据えられています。阿は口を開いて最初に出す音、吽は口を閉じて出す最後の音で、宇宙の始まりと終わりを表す言葉。華道理論にも欠かせない陰陽の原理は、この国のいたるところにあって表現の根幹をなす。

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 2月3日には節分祭の法要が御影堂において執り行われました。

その年の運命をつかさどる星を供養し、祈願がささげられ、人生に幸福と平安がもたらされる大切な法会、新しい年への期待に心が浮き立ちます。法会ののちは、参拝者の方に今年の年男・年女の職員の方々から豆がまかれました。

 

 2月8日 宸殿南庭、左近の紅梅。つぼみは今にもはじけんばかり。右近の橘は黄金に輝く実をたわわにつけている。

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