嵯峨御流西四国地区連絡協議会 いけばな公開講座
平成27年11月29日(日)、西四国地区連絡協議会主催「いけばな公開講座 」が、松山市内の愛媛県生活文化センターで開催されました。テーマは『華やかな平安文化の薫りをいける』。西四国地区の9司所(東予司所 公和司所 瀬戸内司所 松山司所 南予司所 八幡浜司所 宇和島司所 愛弘会司所 今治司所)から198名もの方が参加して下さいました。西四国地区担当理事 村上巨樹先生のご挨拶に続いて、私の講演「いけばなで美しい地球を守る」。デモンストレーションは、岡田芳和理事と私が務めました。
花材は、お花屋さんの素晴らしい花材に加えて、地元の先生から立派な南天や貝塚伊吹が提供され、とても贅沢な気持ちで生けさせていただきました。
デモンストレーションでは、初めに「景色いけ『深山の景』」。背丈よりも高い貝塚伊吹は重量もかなりのもの。その枝を支える七宝は、今まで見た事もない超大型七宝、師弟3代にわたり受け継がれている貴重なものをお借りできました。
次に、「五重切」。上から、ツルウメモドキ、カトレヤ、柊南天、椿です。3作目は、「十二律管」本当に見事な年代物の南天と、ハイビャクシンン、胡蝶蘭。貝塚伊吹・椿・南天・ハイビャクシン などいずれも大きくて重く、岡田理事と舞台助手の先生方の息のあったチームワークがなければ、とても一人で支えられるものではありません。
会場の皆様の熱気は、私にもヒシヒシと伝わり、とても嬉しく思いました。大先輩の先生方もお越しくださり、感動致しました。
閉会の辞を運営委員長 阪上満甫先生が述べられ、名残惜しい1日は盛会裡に終わりました。
左から、村上巨樹先生、阪上満甫先生、渡辺次洲先生、 辻井、岡田芳和先生 |