いけばな嵯峨御流

平成28年度御題「人」の花器といけばな作品を発表しました

嵯峨御流では、毎年、天皇様がお催しになる歌会「歌会始」の御題にちなんだ「御題花」と「御題花器」を創作し、広く皆様と共に分かち合って、新しい年を挿花でことほぎ一年を楽しんで頂くものとして発表しています。

10月21日、来年の御題「人」に因んだ花器と御題花を発表させていただきました。

歴代華務長が ご苦心なさって花器を生み出してこられたように、わたくしも精魂込めて、皆様に愛される器を・と願いながら創作致しました。

御題花器「人」は、2画で表される「人」という漢字を、赤黒2個のセットの器で表現致しました。烏帽子や、着物の襲(かさね)といった、日本伝来のものに見立ててお使いいただいても結構です。

皆様の想像力で、いろいろな可能性を見いだして頂ければ嬉しく思います。

21日は、発表会初日。華道重鎮 及び 御用達「嵯峨の会」の皆様対象の講習会の風景をお届け致します。

私は、「御題花」としての作品を発表するとともに、器の様々な使い方をご提案いたしました。

21日を含め3日連続の指導者対象の講習会の後、日本全国109の司所に、御題「人」の講習会が広がってまいります。

この御題を選ばれた天皇様の御心を一人一人が汲み取り、特に来年は、いけばなで「人」の和が広がってまいりますよう願っています。

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御題テキスト表紙

御題テキストの表紙

 

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