いけばな嵯峨御流

東博で大覚寺展 始まりました!

いよいよ、東京国立博物館 平成館において、大覚寺展が始まりました!
1月20日には高円宮妃久子殿下ご臨席のもと開会式が行われ、妃殿下のテープカットで開幕しました。妃殿下のお召物は、能登地震への思いを込めて加賀友禅の、そして大覚寺展への思いを込めて障壁画のような柄に鳥も描かれていてとても雅で御心のこもったものでした。
内覧会に先立って、京都出身で本展PR大使の吉岡里帆さんが記者の取材会に来られていました。音声ガイドも吉岡里帆さんの声です。
 
一階ロビーに、お迎え花として御所車を、いけて飾りました。東京に拠点を置く7司所の方々とご一緒に。御所車には障壁画の趣に、松と金を背景に、牡丹をいけ、さらに上方には天皇の象徴とされ嵯峨蒔絵にもなっている桐竹鳳凰のモチーフを桐の枝、青竹、そしてタビビトノキの花を金色に染めて鳳凰を見立てて表現しました。
 
お迎え花は20日にお惜しまれつつ撤花いたしましたが、東博の建物内に水を使ういけばなが展示されたのはこれが初めてとの事。大変光栄な機会を関東の嵯峨御流の先生方と共に経験させていただきました事が嬉しく有難く思いました。
 
3月16日まで、見どころ満載の展示を何度も拝見しに伺うつもりです。特に、一室360度障壁画に包まれた圧巻の展示は大覚寺でも拝見できない構図です。しかもゆったりと座れて牡丹の間は写真撮影もOKとの事。
吉岡里帆さんはTVで、「わたくしの推しはうさぎの絵」と仰っていました。
 
天皇家所蔵の嵯峨天皇の肖像画は早い時期に行かないと拝見できませんので。ぜひお運びくださいませ。
 

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