一青窈さんが歌う「女ひとり」。NHK テレビ、大覚寺から生中継されました。宸殿と
2015年4月28日、NHKテレビ20時から約1時間放映された「歌謡コンサート」の中で、大覚寺から生中継が行われました。大覚寺の重要文化財「宸殿」の牡丹の障壁画の間には、いけばな嵯峨御流の大振りな作品がいけられ、その前で、一青窈さんが「女ひとり」を3番まで歌われました。
3番の歌詞は、「京都嵐山大覚寺・・」まさしく大覚寺がテーマになっています。映像では、宸殿の檜皮葺の屋根を鳥瞰撮影し、一青窈さんが真っ白なドレスをひるがえしながら村雨の廊下から宸殿へと入ってこられる様子がうつされていて、ライトに浮かぶ御所風の佇まいは息をのむほどに美しく感じました。
撮影の前日に宸殿前の白州に建てられた3階建てほどの高さのある櫓は、このアングルを撮影するのに必要だったのか、と納得しました。写真は、宸殿にいけられた 5つのいけばな作品のスナップです。6名でいけこみをし
ました。
曲の前の、アナウンサーと一青窈さんの生中継での会話:
アナウンサー「京都の西に位置する大覚寺。観光名所として人気の嵐山の近くに位置していて、歴史は、平安時代にさかのぼります。この大覚寺のもう一つの魅力をご紹介したいとおもいます、こちらをご覧ください、それは、いけばななんですね。およそ1200年の歴史を持つ、いけばな嵯峨御流の総司所、いわゆる家元なんですね。今日
のために特別にいけて頂いたのです。
一青窈さんは、「この大振りのお花が大覚寺にピッタリですね」と仰っていました。