いけばな嵯峨御流

5月17日。貴船へ。

5月17日。日本いけばな懇話会総会が、今年は貴船で開催されましたので、少し貴船のご由緒を神社様から発行されている冊子「氣生根」からご紹介させていただきます。
 
「貴船は鴨川の水源地にして、水の供給を司る神。(略)創建年代は不詳で天武天皇の白鳳六年には既に御社殿造替が行われたとの社伝が存在することから創建は極めて古いと考えられます。(略)清水の湧き出る霊境吹井を見つけた玉依姫命がここにひとつの祠を建てたのが、貴船神社の起源と伝えられています。「きふね」は古くから気の生ずる根源として「氣生根」と記され、御神気に触れることで気が満ちるとされてきました。」
 
「水は命の源。(略)ここ貴船川の豊かな流れは、どんなに日照りが続いても枯れることはありません。その源は、2km程の森林が豊かな水を育んでいるのです。わたくしたちの祖先は、そこに大いなる力の働きを思い、手を合わせ、神を感じた。今日の環境問題は、一人一人の心の改革が解決への糸口かもしれません」と神社のご関係の方が書いておられた一文に、景色いけ七景を通じて環境保全の心を育てることが環境問題を解決する糸口と考える私共嵯峨御流と同じ感覚を覚えました。
 
清流に触れられるほど近い川床(かわどこ)の涼しさは格別!

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