いけばな嵯峨御流

令和6年嵯峨天皇奉献華道祭 「シン・日本をいける」を開催

いけばな通信

 令和6年嵯峨天皇奉献華道祭を「シン・日本をいける」をテーマに、4月12日から14日までの3日間、桜が満開の中、開催いたしました。

 初日の12日は心経前殿で華道役職者(名誉職)辞令交付式と物故師範慰霊法会が執り行われました。また期間中の3日間を通じて、正寝殿で法印と権法印、傘寿御祝の親授式が、心経前殿では称号や特別階級、正教授の授与式、申請表彰が厳かに執り行われたほか、各司所に華供養写経功徳証が手渡されました。

 最終日の14日には、山川龍舟門跡猊下御導師のもと、富山司所、北陸司所、富山春陽司所、能登司所合同で31名が出仕し、嵯峨天皇奉献華法会が厳修されました。御宝前には令和5年度に各司所で写経された華供養写経が奉納され、供華、花手前の披露が5年ぶりに石舞台で行われ、献華の後、庭湖会による献菓、献茶も行われました。その後、献華代表を務める富山司所の谷道美智甫華道総司所理事が、願文を捧読し、最後に全員で御法楽を捧げました。

 「いけばな体験」も3日間行われ、連日たくさんの方々にご参加いただきました。

 3日間とも国内外を問わず、多くの方が訪れ、屋内外共に華やかな中、賑わいを見せた華道祭となりました。

ページトップへ