2月19日。「峩山学林」 テーマ<型書きのない文字の世界> 書家 瀬原加奈子先生による講演
真言宗大覚寺派 教学研究室主催の、「峩山学林」特別分野講演として、書家 瀬原加奈子先生による講演会、そしてデモンストレーション、のみならず参加者全員が一画ずつ書いて「瑶瓊(ようけい)」を篆書体で書き上げるパフォーマンス体験もさせていただきました。内容は、知れば知るほど深くて楽しい文字の世界についてです。篆刻家でもいらっしゃる先生から、篆刻とは、古代中国青銅器の饕餮紋の線がもとになっているとも教えていただきました。
先生のお話に知的好奇心を刺激され、興味は尽きません。
ご紹介するお写真は、講演冒頭にデモンストレーションで書いてくださった「大道無門」、参加者全員が先生のアドバイスのもと一人一画ずつ書いて最後に落款印を山川門跡猊下が押してくださり完成した「瑶瓊」(赤い玉の意味) 、完成した瑶瓊のパネルを朱色の背景に掛けた写真、その左右の瀬原先生揮毫一対の軸。室内を暗くしてライトアップされたその作品と設えに、喜びと感動を皆様とともにさせていただきました。