いけばな嵯峨御流

1月20日。帝国華道院 第96回「いけばな大賞2023」表彰式と懇親会に出席しました。

東京 ロイヤルパークホテルで開催された、一般社団法人帝国華道院主催「いけばな大賞2023」表彰式・懇親会に出席しました。
わたくしは、格花部門の審査員としての講評を述べさせていただきました。
いけばな大賞については、昨年11月のブログをご覧くださいませ
 
審査をさせていただいて、あらためて古典の型には美しい強さがあると思いました。流派の違いにより約束事は違えども練りに練られてきた美の力強さに圧倒される思いです。そして型を習熟するには長年かかりますが、身についた型を踏まえて型から超越し、自分の想いや見立て、など創意を込めた作品に、見るものの心は打たれるという点で、枝先まで気を抜かずにいけあげられた作品に、感動いたしました。
 
約1時間に及ぶ表彰式には、最優秀賞である内閣総理大臣賞以下様々な賞が披露され、学生の部では小学生、中学生、高校生、と分かれての表彰がありました。いずれの作品も、下準備は一切手をつけずに花材を持ち込み、会場でその場で一人だけで作り上げる、という決まりは、大人も学生も小学生も同じです。
 
流派、国籍、キャリア、を超越して、誰でも挑戦できる、「いけばな大賞」です。

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