令和6年御題花「和」と、御題花器を発表させていただきました。9月26日発表会に於いて。
嵯峨御流では、毎年、新年御歌会始めの御題に因んだ花器といけばな作品を華務長が創作発表し、全国の門人の方々に広くこの花器でいけていただき、新年をを寿ぐ花としております。
今回は、「和」の心が広がる願いを、同心円状に輪が広がる形で表した御題花器を制作しました。花には、「以和為貴(和を以て貴しとなす)」の想いを込めて、大王松に歳神様をお迎えする松(待つ)を、シンビジ ウムで正月の晴れやかさを、南天に吉祥の意を託し、赤色の珊瑚水木を勢いよく立ち上げた作品を発表しました。