九州地区連絡協議会いけばな公開講座においてデモンストレーションを行いました。
快晴の日となった、平成27年2月14日(土)、九州地区主催の公開講座は、熊本市・城西苑において開催されました。
会場は熊本城に隣接していて、威風堂々としたお城の姿がすぐそばにあります。
熊本城は、日本さくら名所100選に選ばれている名所、春にも訪れたいと思いました。
九州地区連絡協議会の7司所(久留米司所・北九州司所・福岡司所・熊本司所・長崎公和司所、鹿児島司所、沖縄司所)から熊本へ集まられた皆様は、先輩後輩が仲良くとても和気藹々とした雰囲気でした。
私は、はじめのご挨拶のときに、「今日は皆様と一緒に、嵯峨御流の宝を探しましょう」とお話ししました。続く講演では、<美しい地球を守る>のテーマで、華道家の使命は、千年守り続けてきた日本の美しい風景をこの先千年つないでいくこと。そして風景は、人と自然の係わり合いによって保たれていくもの、という話をしました。
嵯峨天皇様の、命の大切さと平和を願う心が嵯峨御流の花の核となるものです。1200年を経た今もその思想を私達が受け継ぎ、未来に伝えていく使命を皆様と共に考えていきたいと思ったからです。
続いて、デモンストレーションは岡田芳和理事と共に、4点の作品を8mほどの幅の舞台上に展開しました。
荘厳華は嵯峨好「鶴翁」の花器に青竹の筒を用いて、若松を直心にした<真の真>の姿に。
花衣桁は衣装の模様のように雅やかに、格調高く。
十二律管は音曲を奏でるように調和良く。
最後の景色いけは、嵯峨野の風景<広沢池の桜景色>をいけました。
前日からご尽力いただいた地区の多くの先生方に感謝しております、有難うございました。