4月25日。四代龍村平蔵様お別れの会
3月3日にご逝去なされました、龍村美術織物 代表取締役会長 四代龍村平蔵様のお別れの会が4月25日京都ホテルオークラにて営まれお参りさせていただきました。とても残念で悲しいことでございます。謹んで心よりご冥福をお祈り申し上げます。
お別れの会では、御遺影の前に献花をさせていただき、龍村育社長様のお言葉と御礼のご挨拶のお言葉で締めくくられました。隣室に飾られた会長様の代表作や研究渡航先の海外での素敵なスナップ写真、メディアにご出演の際のお写真など拝見し、特に「竹庭錦」の織物はひとしおの思いで拝見させていただきました。深いご縁をいただいた始めとなりました御作品でございます。
2016年からのご縁は幾重にも重なり、いけばなと織物のコラボの機会をいただいたり、復刻された嵯峨天皇御宸翰般若心経の覆い、刀剣膝丸の太刀覆いなど様々な作品がうまれました。
「竹庭錦」は、京都 八幡市の松花堂庭園の金明孟宗竹(キンメイモウソウチク)を見て感銘を受けられたそうです。金明孟宗竹は、節に交互に輝くような黄金色の模様が入るとても美しい竹です。いけばなでは、稈の細い金明竹は良く使いますが、貴重な金明孟宗竹はめったに使う機会がありません。その神秘的でパワフルな竹が、金銀をふんだんに使われた織物で表現され「竹庭錦」の作品が誕生したとのこと。
2016.08.26 | 華務長からのお知らせより抜粋。
龍村平蔵様と金明孟宗竹
「伝統織物『龍村』×いけばな『嵯峨御流』コラボレーション」
伝統織物「龍村美術織物」の四代龍村平藏様が2016年7月に大覚寺にお見えになり、私もお目にかかって、寺内をご案内させていただきました。
今回の髙島屋展示会で新作発表される「竹庭錦」は、京都 八幡市の松花堂庭園の金明孟宗竹(キンメイモウソウチク)を見て感銘を受けられたそうです。金明孟宗竹は、節に交互に輝くような黄金色の模様が入るとても美しい竹です。いけばなでは、稈の細い金明竹は良く使いますが、貴重な金明孟宗竹はめったに使う機会がありません。その神秘的でパワフルな竹が、金銀をふんだんに使われた織物で表現され「竹庭錦」の作品が誕生したとのこと。