令和5年2月号 いけばな通信:全国司所活動
日本全国各司所のさまざまな活動をご紹介します。
東京司所
第40回葛飾(かつしか)区民総合芸術祭典の華道展が6月11日から15日までの5日間、東京都葛飾区の金町地区センターで3年ぶりに開催されました。当司所から千速雪路甫社中4名が出瓶し、三和の筒の連作が好評を博しました。
司所長/吉野雅甫
東都、横浜司所
横浜市の横浜髙島屋ギャラリーで7月27日から8月1日までの6日間、第73回横浜名流華道展が開催され、約260作が展示されました。当流からは6名が出瓶し、コロナ禍の中、多くの方々に鑑賞いただき、好評を博しました。
合同記
東京司所
千葉市の千葉市民会館で8月11日、「房総の山復興」山の日記念講演会が開催され、700名の参加者で満員盛況でした。その講演会の舞台花を上茂美砂甫師範が挿花し、好評を博しました。
司所長/吉野雅甫
米子司所
鳥取県米子市のANAクラウンプラザホテル米子のロビーに9月1日から16日まで、残暑厳しい時期でしたが、木物に鮮やかな秋の花々を添えた作品を挿花し、訪れた多くの方々の足を止めました。
司所長/景山弓甫
東京司所
千葉県の船橋市飛ノ台史跡公園博物館で9月6日から11日までの6日間、髙野きみ甫師範がロビー花を挿花し、来館者に楽しんでいただきました。
司所長/吉野雅甫
富山、富山春陽司所
富山県華道連合会の第67回県華道展が9月2日から5日までの4日間、富山市の富山大和6階催事ホールで2年ぶりに開催されました。県内12流派の17支部238人が参加し、当流からは16名が出瓶しました。季節の草花を彩り豊かにいけあげ、初秋の風情を演出しました。
合同記
久留米司所
久留米連合文化会華道部の第41回会員華道展が9月8日から11日までの4日間、福岡県久留米市の久留米シティプラザで3年ぶりに開催され、9流派70名が参加。当流からは4名が出瓶しました。会場の様子は地元新聞にも紹介され、多くの参観者を迎え、初秋の彩りを楽しんでいただきました。
司所長/渡邉妙甫
岐阜、岐阜各務原司所
第72回岐阜県華道連盟いけ花展が9月14日から19日までの6日間、岐阜市の岐阜髙島屋で開店45周年記念事業として開催され、同連盟加盟の12流派が出瓶する中、当流からは岐阜司所と岐阜各務原司所が合同で参加しました。3年ぶりの華展に連日大勢の参観者でにぎわいました。
合同記
北九州司所
第44回西日本陶磁器フェスタが9月15日から19日までの会期で、北九州市の西日本総合展示場で開催されました。北九州いけばな協会から14流派の華道家が出展窯元提供花器に挿花する「花と器との出会い」や「生け込み公開イベント」なども行われ、当流からは3名が出瓶しました。残念ながら同フェスタは台風14号による暴風雨のため、会期を2日間残しての打ち切りとなりましたが、多くの来場者に器と花のコラボレーションを見て楽しんでいただきました。
司所長/植田規容月
神奈川司所
第52回武相華道展が9月16日から19日までの4日間、前後期に分けて東京都町田市の町田パリオで3年ぶりに開催され、当流からは3名が出瓶しました。
司所長/和田嘉甫
備中司所
第62回倉敷市華道連盟いけばな展が9月16日から19日までの4日間、岡山県倉敷市の
倉敷市民会館で開催され、9流派が参加し、当流から9名が出瓶しました。
司所長/小河原優甫
富山、北陸、富山春陽、能登司所
令和4年度第1回のワンデイジョイント特別研究会を9月18日、金沢市の石川県女性センターで開催し、講師の村上巨樹華道芸術学院長による七曲の「内用」と「留流し」の講義とデモンストレーションが行われ、大変有意義な研究会となりました。
合同記
富山、富山春陽司所
富山県民芸術文化祭2022「総合フェスティバル」生活文化展が9月17日から19日まで、富山県の砺波市文化会館および砺波市農村環境改善センターで開催されました。美術作品展示、いけばな展示、舞台公演などさまざまな分野の団体が垣根を超えて多彩な企画を展開し、いけばな展に当流から18名が出品しました。
合同記
富山春陽司所
第29回富山県いけばな作家協会展が9月17日から19日までの3日間、富山新聞高岡会館の開館を記念して、富山県高岡市の同館で開催されました。世界的建築家の谷口吉生(たにぐちよしお)氏が手掛けた空間を舞台に、4流派が「令(うるわ)しく和(なご)む花(Ⅲ)」をテーマに、書、籐工芸、版画、彫刻、漆工芸、日本画などの美術品と共演させた大作で「調和の美」をいけあげました。当流からは、大作6名、2人作4名、小品作12名が出品し、来場者の皆さまからすがすがしい気分になり、癒やされましたと好評でした。
司所長/津田美智甫
平安司所
大阪府高槻市の「学校法人大阪医科薬科大学」高槻中学校・高槻高等学校で9月17、18の両日、文化祭が催されました。今年は厳重な感染防止対策を講じながら、来場は生徒の保護者に限定して実施されました。垣花悦甫、児嶋知代甫両師範が指導する華道部は、部員全員が1作ずつ作品を挿花しました。またグループに分かれて大壺に大作をいける「生け花ショー」を行い、いけあがっていく過程を興味深く見ていただきました。
司所長/島満甫
京都司所
京都府宇治市の立命館宇治高等学校で9月22日、学園祭「第29回興風祭」が開催され、村岡雅甫師範が指導する華道部が作品展示を行いました。にぎやかな校内の中、多くの方が足を止められ、秋の風を感じていただけました。
司所記
沖縄司所
沖縄県の地方紙『沖縄タイムス』を発行している沖縄タイムス社本社ビルの受付と役員室に9月18日から23日まで、桑江聖甫、内間美代甫両師範が挿花しました。
司所長/比嘉康甫
福岡司所
第95回全日本いけばなコンクール西日本地区展が9月23日から26日までの4日間、福岡市の櫛田神社恵比寿会館で開催されました。帝国華道院九州連合会から12流会派が、華道大賞・文部科学大臣賞を目指し、3時間の規定時間内にいけあげました。当流からは前期審査展に6名が挑戦し、全員が栄えある各賞を受賞しました。また後期普通展でも7名が出品。当流を学ぶ小学5年生も同じ華席に初出瓶し、一生忘れることのない大切な思い出になりました。
司所長/大山茂峰