令和4年12月号 いけばな通信:全国司所活動
日本全国各司所のさまざまな活動をご紹介します。
堺司所
司所創立50周年記念の特別研究会を6月12日、辻󠄀井ミカ華務長を特別講師に迎え、「からころも」をテーマに堺市のホテル アゴーラ リージェンシー 大阪堺で開催しました。御所車を松、芍薬、百合で、花衣桁と景色いけを燕子花一色の挿花でデモンストレーションを披露頂き、参加者一同多くの学びと感動を得た記念の一日となりました。
司所長/太口慎甫
平安司所
大阪府高槻市の学校法人大阪医科薬科大学で6月18日、「炎祭(ひまつり)」が3年ぶりに催されました。この炎祭は新入生歓迎のために毎年6月に行われていましたが、コロナ禍で中止されており、在校生と新入生が顔を合わすことも少なく寂しい大学生活のスタートでした。垣花悦甫師範が指導する華道部では、今年は在校生が新入生と一緒に楽しく交流しながら大作をいけあげました。
司所長/島満甫
香川司所
高松市茶華道協会主催のいけばな展が6月19、20の両日、高松市玉藻公園披雲閣で開催されました。暑さを和らげる花材を取り入れた作品が多く、心がリフレッシュした華展でした。
司所長 乃村真美甫
平安司所
京都市の京都ブライトンホテルで6月27日、山田幸甫社中の紅幸会いけばな作品展を開催しました。虎の花器に桐の古木と竹を用いた大作などを挿花し、多くの来場者に楽しんで頂きました。
司所長/島満甫
北九州司所
福岡県北九州市の市立小倉城庭園(藩主小笠原氏の下屋敷跡を復元した大名庭園と武家屋敷)大書院の間に小倉北花道協会加盟の各流派が持ち回りで挿花していますが、7月は当司所の藤村純月師範が担当し、谷渡り、桧扇、そして満天星躑躅などで酷暑を感じさせない涼やかな作品をいけ、多くの来場者の方々の目を楽しませました。
司所長/植田規容月