令和4年度「ものづくり講座」を開催しました。
総司所企画講座「ものづくり講座」を9月9日に開催しました。
この講座は嵯峨美術大学との連携企画で、昨年に続いて2回目の開催となります。
前回に引き続き、嵯峨美術大学 デザイン学科 生活プロダクト領域 准教授 楠林拓先生の指導のもと、水性樹脂ジェスモナイトを使ってオリジナルの花器を制作しました。
※JESMONITE®は反応性ミネラルベースと純粋な水性アクリル樹脂からなる複合造形マテリアルです。
ジェスモナイトは樹脂でありながら、従来の一般的な油性樹脂とは質感が異なり、プラスチック特有のテカリ感がほとんどなく、石のような落ち着いた風合いをもつ素材です。アート、彫刻、家具、内装、ディスプレイ、アクセサリー、建築など、幅広い用途の立体物制作に使用可能です。
JESMONITE® Japan Distributorより
まずは楠林准教授がこの講座のためにデザインしていただいた型を組み立てます。今回は前回とは違った形の花器制作に取り組みました!
楠林先生が受講生のために、工夫を凝らして型作りのためのアイテムを作ってきてくださりました。そのおかげもあり、皆さん綺麗に型を組み立てられていました。
前回同様、型を組み立てたたらジェスモナイトを流し込んで成型していきます。
そして、この作業を数回繰り返すことで、厚みのあるしっかりした花器になります。
最後の流し込みの際は各自、もう一度色を選択します。内側の色が変わるとイメージも変わります。同色でシックな感じも素敵です。
ジェスモナイトが硬化したら型を外します。ジェスモナイトは透水性のある素材なので、花器の内側に水漏れ防止のシーラーを塗布して完成です。
楠林先生と助手の学生さんご指導のもと、皆さん素敵なオリジナル花器が制作できました。
今年度のものづくり講座はこの1回だけですが、まだ参加したことがないという方は来年度にぜひご参加ください。2回目、3回目という方もお待ちしております!
次は令和5年3月25日に、もう一つの嵯峨美術大学とのコラボレーション企画「デッサン講座」の開催を予定です。こちらも前回、反響の大きかった講座です。ご参加お待ちしております。