いけばな嵯峨御流

嵯峨御流「荘厳華」の新しい器と花留『そわか』が発表されました!

平成27年1月5日、ホテルグランヴィア京都に於いて、嵯峨御流華道総司所新年拝賀式が行われました。その席上において、未来志向の、新しい荘厳華の器「そわか」と、花留「そわかホルダー」の発表が行われ、発表の様子は京都新聞にも掲載されました。

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 京都新聞 平成27年1月6日 朝刊 

 

 

 

 

 

 

 

*2015年1月5日 勅封般若心経1200年戊戌開封法会記念 荘厳華『そわか』発表についてのメッセージ。 

平成30年の「勅封般若心経1200年戊戌開封法会」を記念して、荘厳華をもっと身近に感じ、現代生活の中に心経の教えと共に荘厳華を楽しんでいけていただくため、この度、荘厳華の花器と、花留を開発し発表する事になりました。本日、初めて皆様にお披露目します器と花留は、プロジェクトチームを立ち上げ、これまで長年の研究と多大なる尽力により開発されたものです。この新しい荘厳華の器と花留を以て、様々な空間に、また自分にとっての祈りを託す花として、いける過程も楽しみながらお花をいけていただければ嬉しく思います。新しい荘厳華の器、名は『そわか』といいます、純白で細身のすらりとした姿が可憐な美しさを漂わせています。花留は『そわかホルダー」といい、吸水性素材アクアボールを用いた花留です。初心の方でもたやすく留められ、自在に枝葉を振り出すことができます。『そわか』とは、般若心経の中の「そわか」に由来し、「願いが叶う」という意味が込められています。

さて、荘厳華は、真言密教の教えである、仏の知恵と慈悲を表現した曼荼羅の世界感をいけばなで表現するものです。「地水火風空」の「五大」は宇宙の森羅万象を表し、「識」は意識、すなわち精神性を表します。現代において、この「六大」の教えから私達が学ぶべきことは、自然と人が絆を深め、調和することによって豊かな実りある人生がおくれるということではないでしょうか。可憐な一輪の花でも、この『そわかセット』を用いれば、凛とした雰囲気の漂う荘厳華をいけることができます。

平成27年度は、『そわかセット』用いた荘厳華の講習会を、全国の司所研究会で開催していきたいと思います。未来志向の、自由にいけられて楽しい荘厳華が、皆様の日々の生活をより豊かなものにしてくれることと思います。今後、講習会を受けられた皆様から、広く門弟の方へと、喜びと平和を願う心を「そわか」に載せて伝えて頂

くことを心から願っています。またこの度、嵯峨御流オリジナル「そわか」と同時に、曼荼羅の四隅に描かれている華瓶に見立てた姿の「空瓶(くうびょう)」も開発致しました。「空瓶(くうびょう)」には嵯峨三宝または如法筒を用いていけて頂けます。_MG_6515_MG_6829

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