看看臘月尽(みよみよろうげつつく)
嵯峨12月号の門跡猊下のお言葉は「看看臘月尽」
臘月すなわち12月はあっという間に過ぎていくぞ!と言われているのですね。まさにその通りで、北風に押されるように今年も終わろうとしています。
コートの襟を立てて速足に街を歩く人々、その慌ただしい雰囲気の中にも、クリスマスや新年を迎える華やぎが感じられます。
作品では、吹きすさぶ寒風のイメージを、オーガスタの枯葉の姿に託しました。葉をメタリックゴールドに染めて、自然の形をさらに強調しています。
看よ!看よ!新年はすぐそこまで来ている!という期待を込めて挿花しました。