いけばな嵯峨御流

京都嵯峨芸術大学 学生華道展

11月1日、学生華展を拝見してきました。130名余りの学生がいけた会場は、とてもパワーあふれるものでした。また、一作一作が丁寧にいけられていて、とても見ごたえがあります!昨年まで、私は京都嵯峨芸大の華道授業を担当していましたので、格別の思いがあるのですが、みんな、確実に進歩していました。6クラスを受け持つ9名の講師の先生方の愛あふれるご指導の賜だと思います。この大切に育てられた<種>が、未来に美しく大きな<華>となって開きますように、と心から願っています。

ところで、この大学で華道を学ぶことは、非常に幸運なことだと思います。希望すれば2年間で師範を、4年間で教授の資格を取ることができます。また、美しい自然が身近にあり、その自然の風景をいけばなで表現する方法を学ぶことができるからです。嵯峨御流の花には、自然と共にある生命の大切さ、花を通じて世界平和を願う心が息づいています。そして、卒業後は広い世界へと羽ばたいていく学生が、当流独特の、水の流れの表現を自分の身に着けて、自信をもって自分の風土をいけばなで表現し、異分野の人と理解を深めるきっかけとしていただきたいと思います。いけばなは、かけがえのない自然という地球環境を大切に思う心を美的に表現するものだからです。

 

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