いけばな嵯峨御流

2月2日 大覚寺節分会

今年は、2月2日が節分。
この日、大覚寺での節分会に参列させていただきました。
大般若経転読が終わり、例年は当たり年生まれの人が豆まきをされるところですが、今年はコロナ対策のために取りやめになり、ちょっと寂しいことでした。大覚寺での豆まきは、御所ですので鬼はいない、ということから「福は内」のみ、となります。
法会の後、竹原善生教務部長様のご法話がありました。
それは、節分の時だけ掛けられる掛け軸の仏様について。般若経の守護神として描かれている般若十六善神像の絵です。中央のお釈迦様の左右に、向かって左は普賢菩薩様、向かって右は文殊菩薩様。下の方に深沙大将と右に三蔵法師。この玄奘三蔵が旅の途中、砂漠で一滴の水を得ることができず、息絶えようとしている時、流砂の中より現れてまもったのが、深沙大将であるといわれています。
そして、わたくしは頂戴しました福豆を大事に持ち帰り、お家で2月2日という珍しい年の節分豆まきを致しました。
さて、大覚寺宸殿南庭の左近の梅の蕾がいよいよ膨らんできました。

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