平成27年御題「本」に因んで、御題「本」花器と御題花を発表させてい
嵯峨御流では、新春に天皇が催される歌御会(うたごかい)の御題に因んだ御題花器と御題花を歴代華務長が制作・謹挿しています。来年の御題「本」の花器と御題花を、10月22日に発表させていただきました。
本の花器は、常に身近に置いて愛用していただきたいとの想いから、持ち運びしやすい大きさで、全体に釉薬を掛けて裏表を気にせず使えるようにし、平らに置いても、立てても、またブックエンドのようにも使えるように考えてみました。遊び心とともに、皆様の生活の中にいつも花が傍にあり心潤す存在となりますように願っております。御題花として、本に羽根ペンを添えるイメージで、魔除けにもなる孔雀の羽根をあしらった作品をいけてみました。皆様の創意と工夫で、お重のように重ねたり、またブックエンドのように広げたりして、様々な使い方を考えていただければ幸いです。