「6月6日はいけばなの日」におもう。
高校生のいけたカキツバタ。
かれこれ10年以上お稽古を重ねて、カキツバタをたおやかに美しくいけるほどに成長された、その作品が、ご自分のご両親が経営する嵐山の蕎麦処「いわを」のウィンドウを麗しく飾っている。
私は、カキツバタを撮りたい一心でしたが、ガラスに映り込む、お向かいの天龍寺さんしか撮れていない。。。
でもこのウィンドウの花は、人を素通りさせない魅力がありました。はかなく、奥ゆかしい花は人を惹きつけてやまないのです。
いけばなには、力があります。花に人の想いがこもっているから。その花はたとえ一輪挿しでも、人がいけたら、いけばなになり得ます。
コロナ在宅で最も強く感じたことは、人と人のコミュニケーションと、自分気持ちを明るく保つ事の大切さです。いけばなには、人の心を奮い立たせる力があります。そして、継承されてきたいけばなの文化力を伝えていくのは、私共華道家の使命なのです。