アメリカからのお客様
嵯峨御流 アメリカ Washington D.C.支部長のBruce Wilsonさんが来日され7月8日 まで大覚寺に参篭されています。
今年で8年目、毎年半月間ほど大覚寺に滞在されて、いけばなの集中稽古をされます。現在、Maryland州にあるSt.Mary’s Collageの教授で、大学の授業に華道を取り入れていらっしゃいます。写真の赤いチェックのシャツの方がBruceさんです。
いけばなインターナショナル ワシントンD.C.支部で嵯峨御流を指導されているほか、Bruceさんのご活躍の一端は、ナショナル ジオグラフィーでの講演などはインターネットでご覧ください。
http://events.nationalgeographic.com/events/special-events/2012/04/22/bushido-and-kado/
ところで、ちょうど同じ時期に、アメリカからリカルド カラスコさん一行4名が嵯峨御流を訪問され、6月26日に荘厳華のワークショップを体験されました。リカルドさんは既に40年来のいけばなキャリアがおありで、晩美生風流(ばんみしょうふうりゅう)の二代目家元です。先代家元の息子さんが、大覚寺伝灯学院で修行をされたご縁が今回の初来日に大覚寺を訪れる縁を結んだようです。自然の流木に花を添えるとき、「ここに心がある」と説きながら指導された先代家元の心に感動されていけばなをはじめられたとの事。嵯峨御流でいけばなを体験したいとの熱心なご希望で実現した今回のワークショップ&大覚寺拝観では、嵯峨御流の花の精神性に大変感激なさっておられました。
写真の右から2番目がリカルドさん、他の男性はお弟子さんで全員心理療法のドクターでもいらっしゃり、治療の一環としてもいけばなはとても役立っているそうです。
いけばなは、流派、言語、国を超えて 平和と命の大切さを伝えていけるもの。あらためてそう感じたワークショップでした。