いけばな嵯峨御流

10月28日。伊勢神宮献花式。

10月28日。秋晴れの佳き日に、秋恒例の、嵯峨御流献花式が開催されました。

 

献花者は、中部地区7司所のうち、敷寿会司所と岐阜各務原司所がご出仕されました。
献花式でいけられた一対の若松は神楽殿に献じられ、その場でお神楽を受けた後、献花者参列者全員で内宮御正宮の垣根の内側「内玉垣」まで進ませていただき、白石が敷き詰められた清々しい場所で天照大御神への感謝の祈りを捧げました。


陽光に輝く御正宮の美しさ、数百年の時を刻む檜の大木の姿、神宮の森は厳かな霊気に満ち満ちており、自然の恵み豊かな日本の風土に感謝の気持ちが自ずと湧いてきました。
温帯で雨の多い湿潤な気候が豊かな植生を育み、多様な生物の生息を可能にしていることは、日本の気候・風土の最大の特徴です。

伊勢神宮の美しい檜皮葺にも使われる檜の木は、日本にのみ自生する固有種なのですね。

 

 

 

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