1月18日。いけばなインターナショナル2018新年会において、嵯峨御流が、デモンストレーションを致しました。~④~
○四作目:新花「花がさね」
嵯峨天皇様と弘法大師のご縁。
大覚寺と嵯峨御流が1200年となるご縁、このご勝縁を記念して今年嵯峨御流が発表した新花「花がさね」を、今年のお題花器「語」を3個用いていけました。花と花、人と花、花と空間など、無限に広がるご縁の重なりを表現。
花材は、お菊の松、牡丹。
○お迎え花:景色いけ新山の景。
水の誕生する風景で新年を寿ぐ気持ちで。命の根源である水の流れが、途絶えることなく連綿と流れつづけることが命を育むみ、命は繋がって存在していることを、新玉の年の初めにいけばなに託して表現した。
花材は、貝塚伊吹、古木、薩摩杉、福寿草、座禅草。
この度のI.I.新年会では、多くの方々のお力を頂きましたことに、深く心から感謝申し上げます。
I.I.歴代会長様はじめ役員の皆様、そして昨年の世界大会でもお出会いできた沢山のI.I.会員の皆様のご厚情に感謝。
I.I.と私ども嵯峨御流のご縁、私自身が今の時代に私が生まれあわせた不思議なご縁、皆様の激励のお気持ち、そして名誉総裁の畏れ多い有難いお言葉とお心遣い、すべての素晴らしいご縁が結ばれて、皆様の温かいお見守りの中で新年会のデモンストレーションをさせていただき、感謝の気持ちで一杯でございます。
最後に、嵯峨御流の関東地区連絡協議会・大阪地区連絡協議会のご協力、関東関西の各司所からも沢山の方々がご参加下さり、伊勢俊雄理事長様にもご出席頂き嬉しい事でした。
リハーサルや舞台をスタッフとして助けて下さった皆様、有難うございました。リハーサルに会場をお貸し下さった高野山東京別院様、京都から大きな装置を運んでくださった宮田工務店様、花材を集めてくださった花常様、はな古伝様、花市様。パレスホテル東京の皆様、多くの方のお力のおかげをもちまして、無事に終える事ができました。ここに、深い感謝の気持ちを表します。
このたびのご縁を大切に、人と人の良いご縁がさらに重なり、お互いを輝かせてくれますように、さらなる喜びと幸せをもたらしてくれますように、念じて私も精進を続けてまいる所存です。
<Friendship through flowers>
I.I.が60年余り、大切にしてこられたモットーです。この言葉は、国や言葉を超えてお互いを認め合うこと、そして花も人も皆等しく同じ命をいきる小さな存在だという事を教えてくれます。人と人は、出会い、結ばれて強い絆が生まれエネルギーが湧いてくるものだという事を、I.I.の活動に触れるたびに、役員の皆様の献身的なお働きに接するたびに感じています。
今回も、私どもにいろいろな配慮を頂き、長いご準備に奔走されました皆様、有難うございました。