2月28日、未生流笹岡大阪支部華展を拝見しました。
大阪市中央公会堂(国指定重要文化財)において開催された支部展では、80名余りのお社中や新師範の作品が展示されていました。壮麗なネオルネッサンス様式の建築に、和のいけばなと、家元笹岡隆甫先生をはじめ支部会員の皆様の和服姿が良く似合い、素敵な華展を拝見させていただきました。
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Profile
辻󠄀井ミカ先生は、祖父・父の跡を継ぎ昭和43年より嵯峨御流に入門され、平成2年派遣講師となり本格的に華道家としての活動を開始される。
平成8年華道芸術学院教授に任命されたのを始め、華道評議員、華道理事、華道企画推進室副室長等の総司所役職を歴任、平成16年より平成26年3月まで弘友会司所の司所長に就任される。
そして平成26年4月1日より華道総司所華務長に就任。
現在、日本いけばな芸術協会常任理事、大正大学客員教授を務められる。
大阪市中央公会堂(国指定重要文化財)において開催された支部展では、80名余りのお社中や新師範の作品が展示されていました。壮麗なネオルネッサンス様式の建築に、和のいけばなと、家元笹岡隆甫先生をはじめ支部会員の皆様の和服姿が良く似合い、素敵な華展を拝見させていただきました。
嵯峨御流大阪遠州司所が、大阪市内のキャッスルホテル「錦城閣」に於いて、研究発表華展を催されました。会場は、淀川に面した大きな窓がとても解放感のある和室です。
会場構成は、淀川の借景をうまく取り込み、室内に於いた「五管筒富士」が水の源流を思わせ、そこから七曲を経て、淀川を背景にしてレイアウトされた「景色いけ七景三勝」へと至る展開は、水の流れのストーリーを感じる様な展示の仕方で素晴らしいと思いました。
先輩後輩が和気藹々の明るい雰囲気を大切に、これからも益々の司所の発展をお祈りします!
公益財団法人 日本フラワーデザイナー協会 主催「日本フラワーデザイン大賞2016」が、京都市内の、みやこメッセに於いて開催されました。 私は審査員として招聘を受け、2月26日の審査会に出席。10部門370作品を9名の審査員が5時間を要しての厳正審査でした。技術や色彩等々に加えて、<オリジナリティー>は大切な要素となります。多くの作品を拝見して、日本のフラワーデザインもいけばなも、日本の花文化ととらえれば、その創作の源には自然のうつろいを繊細にとらえる日本人のDNAがしっかり流れているのではないか、そのように感じ自分自身いろいろ考えさせられました。
受賞作品以外に、外部審査員4名それぞれから特別賞が選ばれ、わたくしも「辻井ミカ賞」を選ばせて頂きました。(これら受賞作品は、NFDから発行される冊子に掲載されるそうです)。27日10時15分から行われた表彰式式典では、ご臨席の山下晃正京都府副知事様、藤田裕之副市長様にご挨拶させていただくことができました。
続いて、秋篠宮紀子様と眞子様が御巡覧なさいました。
ところで、このコンペのポスターは、若いデザイナー育成の為、美術系の大学生からの公募となっているそうです。今回は、京都造形芸術大学・京都嵯峨芸術大学・京都教育大学の3校からの公募で、1位2位3位とも京都嵯峨芸術大学生が受賞!!
1位の向井葉月さんは、今回のコンペのテーマ「花の季(とき)」を砂時計で表現されていて美しく印象的なポスターです。表彰式では3人の学生はそれぞれ表彰を受け、1位の向井さんは感謝の言葉を述べられていました。受賞風景を私が撮ったものを掲載し、ご紹介させていただきます。皆さんの今後の制作活動にも、大いに期待しております。
2016年は日本・ベルギー修交150年です。その記念事業の一つでオープニング・セレモニーの一環でもある雅楽の演奏会において、嵯峨御流ベルギー支部が、日本から都築知加教授の応援を得て、挿花をされました。演奏会は1月23日、 会場はパレ・デ・ボザール。VIPが大勢来られる演奏会会場の、迎え花として、 花火をイメージした大作。そして壁の左右の棚に嵯峨御流の景色いけをいけられたそうです。ベルギー支部から、そのいけこみ風景などの写真が送られてきましたので、再度ご紹介させて頂きます。
https://www.sagagoryu.gr.jp/post_id_4686/ も併せてご覧ください
2月29日まで、毎日10時から5時まで(29日は3時まで)第29回京都市右京区民美術展がサンサ右京(右京区総合庁舎)5階で開催されています。その会場に、京都嵯峨芸術大学華道履習生がいけばなを展示しております。学生有志に、華道担当講師が付き添って、前日いけこみをしてくださいました。入場は無料です、ぜひご覧くださいませ。
私は、右京区の美術展審査員を務めており、26日の午前中審査に伺いました。力作の数々126点見応えがあります。右京区の6高校からの出品作品もあります。奨励賞受賞作品を数点ご紹介します。
現在61流派が所属している大阪府花道家協会は、今年創立50周年を迎え、10月20日(木)~25(火)に心斎橋大丸北館14階で協会創立50周年記念華展が開催されることが決定しました。嵯峨御流は34名の会員が所属しており、毎年協会華展に出瓶しています。
協会の行事として、毎年研修旅行が企画されています。今年は大阪なんばからバス2台に分乗して、長浜の慶雲閣で開催されている盆梅展を見学しました。姿の美しさや芳しい花の香り、さらに樹齢400年の梅もあり、捻れた幹や老木から見事な花を咲かせる梅は大変見応えがあり、見ていると自分自身に力がみなぎってくるような感じがします。
「大覚寺の左近の梅」も見頃を迎える頃です、また改めてご紹介したいと思います。
大倉記念館にて。松元洋一先生の器の強いエネルギー。出合わせたいけばなは、3mのモクレン、3mのレンギョウ、2mの黄梅、などいずれも大きな花材を用意しましたが、器の迫力と大倉記念館という風格ある場では、ジャストサイズに見えました。
第37回京都名流いけばな展が、JR京都駅 新幹線コンコースで3月6日まで開催されています。17流派が交代で出瓶されていて、嵯峨御流は,9日(火)~14日(日)まで前後期にわかれて5作品を展示されていました。2月11日・12日に拝見した嵯峨御流の作品をご紹介します。
播州赤穂の大石神社様に於いて開催された、萩原茂洲先生の社中展は、先生が自ら丹精込めて育てておられる竹林や梅林の花をお使いになり、またご自分が足を運んで探してこられた松など、いずれの作品も先生の深い思い入れが込められた、すばらしい作品でした。
また、古美術にご造詣が深い先生の花器のコレクションも堪能させていただきました。
常に先生を支えていらっしゃる奥様やお社中の皆様、ご親族の方々に囲まれて、萩原先生の花三昧の喜びあふれる華展は大盛況でございました。
益々のご発展をお祈り申し上げます。
2月12日に、古流の13の会派が所属される古流協会の華展を2月12日に拝見して参りました。きりりとした水際から立ち上がる古流のお生花に見とれて長時間楽しませて頂きました。家元の現代華もとてもパワフルな作品でございました。
お写真はその中のほんの一部ですがご紹介させていただきます。
そして、会場でお会いできた先生方とのスナップ。