4月1日。和歌山司所の「五人展」を拝見しました。
和歌山司所の、中本洋甫先生、岡崎玉峰先生、寺前巳千甫先生、明渡陽甫先生、井川佳甫先生の五人展が、和歌山ビッグ愛で開催され、それぞれの先生の、個性を活かしながら、桜や楓など立派な花を見事に使いこなされた、素晴らしい花展を拝見させていただきました。
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Profile
辻󠄀井ミカ先生は、祖父・父の跡を継ぎ昭和43年より嵯峨御流に入門され、平成2年派遣講師となり本格的に華道家としての活動を開始される。
平成8年華道芸術学院教授に任命されたのを始め、華道評議員、華道理事、華道企画推進室副室長等の総司所役職を歴任、平成16年より平成26年3月まで弘友会司所の司所長に就任される。
そして平成26年4月1日より華道総司所華務長に就任。
現在、日本いけばな芸術協会常任理事、大正大学客員教授を務められる。
和歌山司所の、中本洋甫先生、岡崎玉峰先生、寺前巳千甫先生、明渡陽甫先生、井川佳甫先生の五人展が、和歌山ビッグ愛で開催され、それぞれの先生の、個性を活かしながら、桜や楓など立派な花を見事に使いこなされた、素晴らしい花展を拝見させていただきました。
新任の教授・派遣講師の先生方を対象とした研修会が3月27日~30日まで、華道芸術学院で開催されています。
昨年から始まったこの講習会は、全員が大覚寺に参籠(宿泊)し、非常に中身の濃い講習と、指導者として身につけるべき態度や心構えについて学ぶ機会です。
大覚寺に参籠し朝から6時の勤行も体験され、きっと嵯峨野大覚寺の深い魅力や僧侶の方の所作などからも沢山の学びを頂かれることと思います。
開講式は、27日12時45分から心経前殿にて行われ、黒沢全紹門跡猊下のお言葉、伊勢俊雄理事長様のお話、私も一言ご挨拶させて頂きました。西村強甫学院長、服部孝月華道企画推進室室長、青野直甫企画推進室副室長が見守られるなか、私も背筋が伸びる思いでした。
3月23日。大阪うめだ阪急百貨店で、未生流の華展を拝見させて頂き、会場で御家元肥原慶甫先生にご挨拶させて頂きました。
数々の御作品から肥原硯甫先生、肥原慶甫先生のお作品のみご紹介させて頂きます。
27日まで開催されています。
3月19日大阪高島屋にて、池坊華展を拝見しました。沢山の御作品の中から、ほんの数点のみご紹介します。
大阪中津にある、中山文甫会会館において開催された大阪地区連合華展に伺いました。
家元中山景甫先生のお作品を拝見したあと、各階に、流儀花や自由花など、沢山の華やかで麗しい作品を拝見させて頂きました。お写真は、一階に展示されていたお作品のみご紹介させて頂きます。
2017年3月19日。「嵯峨御流華道弘友会司所 研究発表会」が、大阪天王寺区にある一般財団法人弘洲会館の一階から五階まで全館を使って開催されました。司所研究生の中から約100名が花をいけ、日頃の研究成果を発表されました。
午後1時から、各階で挿花者によるプレゼンテーションと活発な合評会が行われ、大変活気ある研究発表会でした。五階の和室は役員による荘厳華の作品展示。
私も全ての階を回り、力作の数々に足を止め、挿花者の想いに心を傾けながら拝見させて頂きました。
一般財団法人弘洲会館は、祖父弘洲が寄贈して昭和28年に当地に建設され、現在64年目をむかえ、地上五階、地下一階の、華道茶道の普及を中心として、地域の文化に貢献するべく文化教室や貸し会場や文化交流と発信の為一階にギャラリーを運営しているものです。
品格。この言葉が自然に湧いてくる花会でした。
広山流いけ花展~出会いの光景~
KITTE丸の内4階JPホール。東京 丸の内。会場は、はんなりした美しい色合わせの、春の花々で満ち溢れており、その会場を行き交うお家元や先生方がまた美しい。
会場は5室に分かれ、それぞれに趣向を凝らした設えでした。見事な枝ぶりの花木や、最先端の園芸種など沢山拝見でき、豊かな気持ちにさせていただきました。
広山流には、イケバナインターナショナルの役員の方が少なからずいらっしゃり、4月13日の沖縄でのI.I.世界大会でお世話になる先生方や、I.I.鎌倉支部の方々などにも、ご挨拶をさせて頂くことができました。
学校法人 大覚寺学園
京都嵯峨芸術大学、大学院、短期大学部の卒業式が挙行されました。
卒業式に先立って、大学で華道の授業を4年間学ばれた学生に、嵯峨御流華範の許状授与、及び正教授の親授式をさせて頂きました。華道ⅠからⅧまでの全ての華道担当講師が全員で見守る中、ご父兄の方々も同席して下さり、厳粛で晴れやかな親授式となりました。
華道の授業はⅠからⅧまで半年ずつ段階を経て履修することになっており、週に6クラス9名の華道講師が出向して指導にあたって下さっています。本日大学講堂には、前日に講師の先生方がいけられたお祝い花が晴れやかな場を一層盛り上げて素晴らしかったです。
卒業生代表の菊池さんは、答辞のなかで、大学のある嵯峨野の美しい自然や寺社がすぐそばにある環境の素晴らしさや、大覚寺の中での寮生活についても語られ、月に3回参加する大覚寺の朝の勤行に出たあとの爽やかな感覚、寮母さんの温かい心遣い、そしてお世話になった先生、職員の皆様をはじめとして全ての皆様に感謝の言葉を述べられました。私は、その言葉を聞いていて、4年また2年の貴重な月日は、ご自分の努力に加えて周りの方々の温かい心に支えられてこそ、実り多いものになるということを実感しました。大学正門前にある中村屋珈琲店のロビン君も、大いなる学生の癒し。ご卒業の皆様には、ぜひこの大学ならではの学びを生かして、これからの人生を邁進して頂きたいと思います。
産経新聞社主催「いけばな女流選抜作家展 併催 ジュニアいけばな展」が大丸心斎橋店北館14階のイベントホールにて、平成29年3月8日(水)から3月13日(月)まで開催されました。ジュニア展の嵯峨御流出瓶者の作品をご紹介します。
前期 山田百花・松岡莉子・汐月章乃・徳元風花
後期 田井智海・小山 薫・高砂 暉・高砂 諒
京都文化博物館6階において開催された華展のテーマは「京の花 永久に絆」(みやこのはな とわにつなぐ)。
9時半からの物故師範法要に続いて行われたテープカットには、黒沢全紹門跡猊下、草津栄晋総務部長様、井上與一郎大覚寺総代様、岡田脩克副総裁、垣花悦甫副華務長、田口小枝甫司所長、そして私も列席させて頂き、大勢の方々とともに華々しく開幕となりました。
華展会場は、嵯峨御流ならではの重厚で雅な伝承花の作品から、今年発表された嵯峨八葉蓮の花留を用いた心粧華作品まで、会員の皆様のご研鑽により嵯峨の魅力があますところなく発揮されていました。
平安司所は、初代司所長 長谷川菊洲先生が創立され、第10代長谷川喜洲先生、第11代垣花悦甫先生、そして現司所長12代田口小枝甫先生と、歴代の司所長はじめ役員の先生方のご尽力ならびに会員の皆様の熱い志により、京都におけるいけばな文化にも、多大なる貢献を、なさっておられます。今後益々のご発展を、お祈りいたします。