6月27日。祇王寺で、景色いけのデモンストレーションをさせていただきました。
JR東海「そうだ 京都、行こう。」初夏キャンペーンのテーマ「苔と新緑」の「京都 苔めぐり ガイド」に、いけばな嵯峨御流華道総司所・大覚寺の塔頭寺院である「祇王寺」が取り上げられました6月27日(木)に、より深く京都のみどりの美しさを伝えるアートライブとして、「祇王寺のみどりの苔のある風景」をご覧頂きました。
祇王寺でのライブの様子をご紹介します。
あいにくの雨でしたが、JR東海の職員の皆様の、行き届いたご準備のおかげで、祇王寺の草庵の縁側にしつらえられた緋毛氈の上で、祇王寺ご住職で大覚寺執行長の、伊勢俊雄宗務総長がご挨拶なさった後、デモンストレーションは始まりました。祇王寺の苔庭の良さは、その小ささかもしれません。いけばなでは、イロハカエデの古木に枝を添え、大水盤に石を景色に据えて、四種類の苔を敷き詰めました。
苔の種類は、ヒノキゴケ、タマゴケ、コウヤノマンネンゴケ、カモジゴケです。初夏の山野草を添え、景色いけ野辺の景として表現しました。
そして今回の「そうだ 京都、行こう。」の初夏キャンペーン「苔と新緑」特集が7月8日(月)に、TBS「ビビット」(08:00~09:54)のコーナー内で紹介される予定です。
7月1日。神田外語大学にて、「京都学講座」の授業を、岡村光真部長と二人で担当致しました。
神田外語大学と大覚寺・嵯峨御流は近年ご縁あって交流を深めてまいりました。
今までに、神田外語大学で、留学生や日本人学生に嵯峨御流いけばなワークショップを開催するほか、三年前からは神田外語大学生が大覚寺にお越しになり、参籠して朝の勤行やお寺の雰囲気を味わいつつ、いけばなの講義も受ける、という日本文化体験講座を実施して頂いています。今年も学生12名が8月に2泊3日で来寺されることが決定しております。
7月1日。千葉県幕張にある神田外語大学で、大覚寺へ来られる学生への事前学習を兼ねた「京都学講座」の授業を、岡村光真部長と担当させて頂きました。
授業の前に、神田グループ理事長 佐野元泰様にご挨拶させて頂きました。
佐野理事長様は、建学の理念である初代理事長佐野公一様のお言葉「言葉は世界をつなぐ平和の礎」を実践され社会貢献のできる人の育成に尽力されておられます。理事長様のメッセージの中で、情報機器が発達した現代において世界中の人々と本当の意味でのグローバル化、人と人とを繋ぐコミュニケーションが日本に必要になったのだと語っておられ、真の国際理解はまず、その国の本物に接し体感する事、という想いを様々な形で実践されておられます。理事長様の素晴らしい教育方針には常々敬服致しております。この度の大覚寺とのご縁が、日本文化を理解し語れる人を育てる、さらに国際理解を通じて世界平和に貢献する人材育成に繋がる事を願っております。
また、ふくしまサクラモリプロジェクトに毎年協賛されていて、キャンパスにはふくしまの桜が植樹されていました。
6月23日に、ご案内状を頂戴しました、草月流大阪支部華展を拝見しました。テーマは「花 輝く未来へ」。
会場は大阪美術倶楽部で、22日・23日の両日開催されました。
現支部長 鈴木雪聖先生にもご挨拶させて頂くことができ、ゆっくりと拝見。
大勢の来場者でしたので、作品の前で写真撮影は難しく、前支部長岡本青珠先生、元支部長中村俊映先生のお作品のみご紹介させていただきます。
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中村俊映先生
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岡本青珠先生
6月23日。ベルギーから、嵯峨御流Belgium-Luxembourg支部顧問の高橋様ご夫妻が来日
6月23日。ベルギーから、嵯峨御流Belgium-Luxembourg支部顧問の高橋様ご夫妻が来日され、京都吉兆グランヴィア店へご一緒しました。
店内のお床には、渡月橋を詠んだ歌がかけられていまして、とても良い感じ。近くで拝見しますと、お字は吉兆創業者の湯木貞一様、沢鷹の絵は湯木貞一様のご息子で、京都吉兆会長の徳岡孝二様の合作でした。
徳岡会長様には、月刊嵯峨4月号で対談をしていただいたばかりですので嵯峨御流の皆様もよくご存知と思います。
さて、嵯峨御流Belgium-Luxembourg支部は昨年創立30周年を迎えられ、9月8日・9日の両日記念華展がArlon市旧裁判所で開催されたばかりです。
支部のHPを開設されていますので、ぜひご覧下さいませ。
https://ikebanasaga.com
華展の直後、ビギナーのクラスが六人増えて、現在五人から問い合わせがあるとか。大きな成果があったと伺い大変嬉しく思いました。
今は毎月、初級クラス、中級クラス、上級クラスに分かれ研究会を開催されているそうです。
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嵯峨の辺りを散策にお連れしました。 鳥居本の平野屋さんの店先にて、甘酒を。
6月15日。佳き日に、お招きを受け、私方にお稽古にお見えの方の結婚披露宴に参列しました。嵯峨御流師範になられたご自身がいけられた松一色の荘厳華に、披露宴の中でお二人で赤い花を挿されるセレモニー、素敵でした。
6月21日奈良で開催された、日本いけばな懇話会の総会のため、少し早めに奈良入りし、一人で奈良国立博物館の仏像館を見学しました。この建物は、京都国立博物館の正門と同じ、明治の宮廷建築を多く手がけた片山東熊によるものです。
しばし仏像の世界に浸ったあと、日本いけばな懇話会の総会へ。
(日本いけばな懇話会のホームページ)
http://www.ikebana-konnwakai.com
総会終了後、奈良の先生方の特別のご配慮により、興福寺の執事様直々のご説明で我々25名は境内や宝物館を拝見させていただきました。和銅3年710年御創建の興福寺は今の春日大社から奈良公園を含む広大な寺領であったそうです。長い歴史の中で、中金堂は過去5回、五重の塔は過去7回も火災に遭われたとのこと。昨年落慶したばかりの立派な中金堂の前で、これからも長期計画で復興していくというお話を感慨深く拝聴いたしました。中金堂の屋根に取り付けられている立派な鴟尾(しび)は、火除けのお守りだとのご説明がありました。国宝館では、阿修羅像も拝ませていただきました。
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奈良国立博物館 仏像館
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京都写真家協会所属の50名の写真家による、「その日京都で 平成最後の日」展を、6月18日に拝見しました。
2019年4月30日に京都で撮られた写真であること、というルールのもとに、自由な表現で時代を切り取る事がコンセプトのようです。
嵯峨美術大学講師としてご指導頂いている宇佐美宏先生の作品を拝見致しました。
写真の題は「令和をいける」
いけばな嵯峨御流が、4月30日に、新天皇御即位をお祝いする花として、大覚寺大玄関に御所車を飾り、挿花した様子を撮ってくださいました。
宇佐美先生の写真に添えられていたメッセージを抜粋してご紹介します。
「旧嵯峨御所大覚寺門跡、いけばな嵯峨御流による新天皇即位をことほぐ挿花。鳳凰が棲むという桐の木を用い、『平安長春』を象徴する松と薔薇をいける。『梓』をはじめとする新天皇御一家のおしるしも。教授・講師陣も協力し、『令和』の英訳<Beautiful Harmony(美しい調和)>にふさわしい御所車となった。」
所用あって福山市新市町へ立ち寄りました。
新市町には、御創建 平城天皇の御代の大同元(806)年3月、備中中山吉備津神社より分祀されたと伝えられる「備後 一宮吉備津神社」があり、ここで昭和20年代から、毎年嵯峨御流備後司所が花を献じておられます。
秋の大祭、新春、節分と年に三度、神楽殿には大作をいけ拝殿のまわりには中小の作品をいけられていると伺いました。
本日好機を得て参拝させていただく事ができましたので、心からの感謝と御礼の気持ちを捧げてまいりました。
6月7日。木彫作家 西村建三さんの作品展を拝見させていただきました。
木彫作家 西村建三さんの作品展に、寄せて頂きました。
大阪市内福島区にある、メリヤス会館1階LADsギャラリーにて。
ご一緒したのは、毎年、年末から新年にかけて、大阪梅田阪急百貨店の迎春花の企画や施工、また関係のアーティストのステキな皆様と。
西村建三さんから、大阪人らしい優しいお人柄あふれるお話ぶりの中に、キラキラひかる人生哲学や悟りにも似たお話が伺えて、楽しいひと時を過ごしました。
6月14日。大覚寺 供待に、私方の京都のお稽古「和会」の方々が挿花しました。
6月14日から21日まで飾ります。また、大覚寺へお越しの際にはお立ち寄りくださいませ。
今回は、珍しい地湧金蓮という芭蕉も、いけています。
〇今回供待挿花に参加された林先生のご感想〇
今日は大覚寺の供待にお花を生けに行ってきました。
いつもは家の玄関に置ける小さい花器ですが、お寺さんのいっかくなので、花器もお花も大きいのを使用。
こんな経験、滅多にないことなので楽しかったです‼️
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林先生:Facebookより
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