10月1日。東京日本橋高島屋にて、「日本いけばな芸術展」に出品しました。
1次から4次に分かれて、10月1日から8日まで東京日本橋高島屋にて開催されている、「日本いけばな芸術展」に出品しました。
私は一次展1日・2日の出品です。
花材は、ヤシの花柄。
クリムトの接吻の絵画をイメージしたものです。
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Profile
辻󠄀井ミカ先生は、祖父・父の跡を継ぎ昭和43年より嵯峨御流に入門され、平成2年派遣講師となり本格的に華道家としての活動を開始される。
平成8年華道芸術学院教授に任命されたのを始め、華道評議員、華道理事、華道企画推進室副室長等の総司所役職を歴任、平成16年より平成26年3月まで弘友会司所の司所長に就任される。
そして平成26年4月1日より華道総司所華務長に就任。
現在、日本いけばな芸術協会常任理事、大正大学客員教授を務められる。
1次から4次に分かれて、10月1日から8日まで東京日本橋高島屋にて開催されている、「日本いけばな芸術展」に出品しました。
私は一次展1日・2日の出品です。
花材は、ヤシの花柄。
クリムトの接吻の絵画をイメージしたものです。
9月9日、大覚寺第64世門跡 尾池泰道猊下の晋山式が執り行われました。
隅々まで浄められた寺内は、喜びに満ち満ちて、明日ご来山の御賓客をお迎えする花が、いけばな嵯峨御流執行部によって、寺内各所に挿花されました。
9日の午後にはホテルグランヴィア京都に会場を移して、晋山祝賀会が開催されました。
その舞台上でも、お祝いの花をデモンストレーションでいけさせていただきました。
御晋山のお慶びと、ご来場の皆皆様への感謝の気持ちを花に託して。。。
https://www.sagagoryu.gr.jp/post_id_16981/
上記のページでご紹介しましたように、9月6日、ICOMのメンバー23名の方々が、大覚寺を訪問され、寺内拝観に続いて嵯峨御流のいけばなをデモンストレーションでご覧いただきました。いけた作品は、景色いけ「深山の景」「野辺の景」。そして、嵯峨御流景色いけの原点である大沢池を象徴して、「龍頭船」に菊花をいけて、嵯峨天皇様を御始祖とする嵯峨御流の歴史をご紹介致しました。
第25回ICOM(国際博物館会議)京都大会2019
文化をつなぐミュージアム ―伝統を未来へ―
Museums as Cultural Hubs: The Future of Tradition
ICOM(国際博物館会議)の大会が2019年に日本で初めて開催されています。
世界141の国と地域から、3000人を超える博物館の専門家が京都に集まられ、2日から5日までの国際会議を終えたあと、6日はエクスカーションとして、一部の方が大覚寺へお見えになり、寺内拝観の後、嵯峨御流のいけばなデモンストレーションをご覧いただきます。
デモンストレーションでは、SDGsの自然環境保全の考え方と思いを同じくして、「景色いけ 」で秋の花野の風景をご覧いただきます。風景は山から海へと流れる、連続した水の流れによって生み出されるもの、水は命の根源である、という思想が、嵯峨御流
盛花自然態応用「景色いけ 七景三勝」の根底になっています。
総司所主催特別講座「寸渡を作ろう!」が8月3日に開催されました。
https://www.sagagoryu.gr.jp/post_id_16630/
講師の西村強甫先生が、受講生のために用意された自然又木は、様々な種類の木片から先生が自ら集められたもの。
準備万端、出番を待つ自然又木の美しさ、いとおしさ!
そして人の愛情と思いは、一瓶の花を介して相手に伝わり広がって行くことを感じた講習会でした。
京都の愛宕山の頂上にある愛宕神社は、全国に御分社800余社ある、防火・火伏せの神様”愛宕さん”の総本宮です。7月31日から8月1日にかけて行われる千日詣に、お参りさせていただきました。
霊山愛宕山は火伏せの神様として信仰篤く、また、愛宕山太郎坊という天狗の神験によって開かれた修験道の山であり、神仏習合の時代までは白雲寺というお寺だったそうです。
鎮護国家を願って建てられた愛宕権現白雲寺は、大覚寺の管轄でした。
大覚寺にご縁が深いこともあり、毎年大覚寺派伝灯学院生の方や寺内職員の方々も登拝されています。
清滝の愛宕山登山口を朝8時頃に登り始めましたが、さすがに修験道の山はかなり厳しい参道です。
登る人には「おのぼりやーす」、下がる人には「おくだりやーす」と声を掛け合うのが、習わし。
その声に励まされながら私は2時間半かかって頂上の愛宕神社へ到着しました。本殿と若宮(奥の院)で参拝のあと、また2時間半かけて下ってきました。
清々しい気持ちです!
テーマは、「To The Next~伝統をミライにつなぐ~」
20日は、参加資格を問わずどなたでもご参加いただける日としました。
まず特別講演として、
「若冲・応挙・光琳“絵師たちは花にどう向き合ったのか“」各時代の文化や絵師の思想など、花に向き合ったその姿勢を解明する
と題し、嵯峨美術大学 嵯峨美術短期大学学長 佐々木正子 先生のご講義でした。涼やかなお声で、明快に特徴をお話くださり、受講生は皆目を輝かせて聞き入り、あっという間の1時間。貴重な画像も拝見できて、最後は惜しみない大々拍手で終わりました。
続くデモンストレーションは、「華道家は花にどう向き合うのか~古典・現代・未来~」
というテーマで、学長様のご講義の中にあった光琳の世界を見立てによるいけばな作品として表現しました。はじめに、尾形光琳が描いた風神雷神を舞台左右にレリーフ作品でデモ。そして舞台中央には、風神雷神屏風の後ろに、光琳を尊敬する酒井抱一が描いた夏秋草図屏風を、さまざまな花留めを用いて33種類の夏秋草の生花で表現しました。
最後のワークショップも、「箔とあそぶ」と題して、琳派を特徴づけている金銀箔を用いて、桐板に箔で模様を貼り付ける、敷板作りです。
21日(日)は、嵯峨御流会員対象とし、5クラスに分かれてのゼミナール「いけばなのDeepな世界」
を開催し、それぞれのクラスでは、花がさね、盛花、瓶花、荘厳華、生花をテーマに講師の独創的な講義および実技で、Deepないけばなの世界に浸っていただけた事と思います。
二日間の担当講師は次の5名でした。
辻井ミカ 華務長
田中喜久甫 副華務長
本田 博甫 副華務長
西村 強甫 華道芸術学院長
村上 巨樹 いけばな文化総合研究所所長
■7/8(月)TBSビビット テレビ放映
7/8(月)にTBS「ビビット」にてJR東海 「そうだ 京都、いこう。」2019キャンペーン「苔と新緑」の6.27イベントの模様が放映されます。祇王寺において、祇王寺の蒼い苔のある風景をアップされ景色いけでデモンストレーションでいけた様子や、常寂光寺での小松美羽さんの、ライブペインティングなどです。
10〜15分程のコーナーの中で京都の苔と新緑をテーマに嵐山エリアを中心としたスポット紹介とイベントの様子が入る予定。放映時間は、9:00〜9:30の間を予定されております。
7月5日。大覚寺 大沢池に、ここにしかない「名古曽」という名の古代蓮が、今年も開花しました。