いけばな嵯峨御流

華務長の部屋

いけばな嵯峨御流 華務長
華道家

辻井ミカ

Profile

辻󠄀井ミカ先生は、祖父・父の跡を継ぎ昭和43年より嵯峨御流に入門され、平成2年派遣講師となり本格的に華道家としての活動を開始される。

平成8年華道芸術学院教授に任命されたのを始め、華道評議員、華道理事、華道企画推進室副室長等の総司所役職を歴任、平成16年より平成26年3月まで弘友会司所の司所長に就任される。

そして平成26年4月1日より華道総司所華務長に就任。
現在、日本いけばな芸術協会常任理事、大正大学客員教授を務められる。

華務長からのお知らせ

「道」能登司所 創立60周年記念華展

10月8日、9日に北国新聞交流ホールで開催された華展は、約200名の会員による108作品が、音楽ライブなども併設するビルの、開放的な交流ホールに集約されて展示され、圧巻でした。一人一人の花に対する熱い想いと、60年の歴史の積み重ねた方々が繋いできた「道」を次世代の方々がしっかりと未来を紡ぐ気概が会場の作品に表れていました。
 
オープニングのテープカットに続いて、別会場にて、約1時間「これからの道」と題してわたくしがお話をさせていただきました。
 
北國新聞社は文化の支援に大変力を入れてくださっていて、毎年大規模な北國華展も主催されている新聞社。能登司所華展の記事を2日に渡り掲載してくださいました。
 
 

第56回日本いけばな芸術展 東京 日本橋高島屋

9月28日。1次展を拝見しました。 4名の嵯峨御流の作品をご紹介います。

榎本 和甫

江口 聖弥

石村 幸甫

塩川 美智甫

パイプカズラ

パイプカズラを、花が落ちないようそっと掛器にいけてみる。花は、開くと手のひら大。このような珍なる植物が好き!なので嬉しくなる。
南米原産つる性植物、ウマノスズクサ科、学名はアリストロキア。

令和6年御題花「和」と、御題花器を発表させていただきました。9月26日発表会に於いて。

嵯峨御流では、毎年、新年御歌会始めの御題に因んだ花器といけばな作品を華務長が創作発表し、全国の門人の方々に広くこの花器でいけていただき、新年をを寿ぐ花としております。
今回は、「和」の心が広がる願いを、同心円状に輪が広がる形で表した御題花器を制作しました。花には、「以和為貴(和を以て貴しとなす)」の想いを込めて、大王松に歳神様をお迎えする松(待つ)を、シンビジ ウムで正月の晴れやかさを、南天に吉祥の意を託し、赤色の珊瑚水木を勢いよく立ち上げた作品を発表しました。

大覚寺 観月の夕べ

9月29日、大覚寺 大沢池で仲秋名月を拝む。
満月法要のお読経の響が心に染み入る。

第56回日本いけばな芸術展

第56回日本いけばな芸術展 日本橋高島屋
10月2日まで。
 1次展9月27日・28日
 2次展9月29日・30日
 3次展10月1日・2日
嵯峨御流から1次4名、2次7名、3次4名の先生方が出品されています。ぜひご覧下さい。

開催時間にご注意ください。
9月30日入場は15:30まで。16:00閉場。
10月2日入場は16:30まで。17:00閉場。

仲秋名月の日が近づきました。

秋めいてまいりました。
境内の大沢池の水面は鏡のようです。
仲秋の月がこの水面に映るのを見る大覚寺観月祭は9月29日から10月1日まで、楽しみです!龍頭鷁首舟が行き交い月影を揺らす雅で幻想的な風景は平安の昔さながら。旧嵯峨御所のお庭であり、平安の昔から姿が変わっていない現存最古の庭園池の北側さらに奥には名勝 名古曽の滝跡があり、夕刻にそぞろ池畔をあるくのもまた一興ですね。

9月24日。豊中市茶華道連盟いけばな展 を拝見しました。

豊中市立文化芸術センターで開催された第77回豊中市茶華道連盟いけばな展に伺いました。
会長 村司辰朗先生に会場とお茶席にご案内いただき、所属13流派の、秋ならではの選び抜かれた花材やそれぞれの御流儀の作品を拝見、心豊かな気持ちになります。
 
嵯峨御流18名出瓶作品は、嵯峨ならではの花態や創作作品など、わたくしのスナップ写真でご紹介いたします。

ジェスモナイト掛花器の作例

9月9日「ものづくり講座」の記事はこちらをご覧ください。
 
この日、華道芸術学院の教室ホワイトボードを壁に見立てて、いろいろなフックに掛花器を懸けた作例や、卓上に置いた作例などが飾られていました。華道企画推進室の先生方によりいけられた花とのコラボをご紹介します(写真は楠林先生撮影)。

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