嵯峨御流Washington D.C.支部長 Bruce Wilson先生が嵯峨御流の勉強の為来日されました。
Wilson先生は、毎年大覚寺に半月ほど参篭して、毎日嵯峨御流のレッスンをうけておられ、今年で9年目になります。先生はアメリカ・メリーランド州にあるセントメリーズカレッジの教授で、大学の授業の中でも嵯峨御流を教えていらっしゃいます。
今年9月から、いけばなインターナショナルWashington D.C.支部の支部長に就任されることが決まっており、益々ご活躍の先生の熱い授業風景をスナップしました。5月28日まで大覚寺に参篭される予定です。
BS-TBS 高島礼子・日本の古都~その絶景に歴史あり~6月10日(水)22:00~22:54この番組で、大覚寺狩野派の障壁画が取材されました。私は嵯峨御流のお話しを少しさせていただいています。ぜひご覧くださいませ
高島礼子さんが、狩野派の障壁画を訪ねる番組の取材があり、大覚寺大玄関供待にいけてある作品の前で、いけばな嵯峨御流のご説明を少しさせていただきました。
5月20日から25日まで、広島市そごう百貨店で開催される、日本いけばな芸術協会主催の中国地区展を22日に拝見してきました。
22日は前期の会期中で、嵯峨御流からは、7花席に11名が出瓶されていました。写真を掲載させていただきます。
5人席の「十二律管」の作品は、迫力ある満天星躑躅(どうだんつつじ)を主花材として、風を感じる大作でした。来場者の方から、雅な雰囲気ですね、とのお声がたくさんあったそうです。
一人席
黒田祥甫先生 唐川幸洲先生 廣野薫甫先生
粟田一甫先生 石井美智甫先生 重田清風先生
五人席
服部精村執行長様、光岡道寛先生、戸田華園先生、森脇恵伊甫先生、谷口兼甫先生
5月17日。大覚寺第60世門跡、片山宥雄大僧正猊下のお通夜式に、お参りさせていただきました。
大覚寺第60世門跡、片山宥雄大僧正猊下が遷化され、御自坊の明王院様に於いて行われた5月17日のお通夜式にお参りさせて頂きました。
片山大僧正猊下は享年96歳、平成9年に大覚寺門跡・嵯峨御流華道名誉総裁にご就
任、平成16年に真言宗長者を務められました。
広島県福山市、明王院名誉住職。
心からご冥福をお祈り申し上げます。
横浜司所は、35周年を迎え、5月16・17の両日、記念華展を「みなとみらいギャラリー」で開催されました。テーマ『花意竹情』に因み、琳派の絵画を連想させる青竹をふんだんに用いた設え。モダンなギャラリーの隅々まで上手く使いこなされた会場構成でした。
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司所長 大用裕甫先生 | 御題「本」の花器を活用されています |
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会場風景の一部 | 通路の工夫 |
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会場風景 | (向かって右より) 前司所長長瀬節甫先生・ 前々司所長真坂牧甫先生 ・いけばなインターナショナル鎌倉支部 前支部長長崎登世様 |
EPSON MFP image |
5月17日、御室仁和寺で開催された第99回流祖奉献全国挿花大会を拝見に伺いました。立部祐道門跡猊下にご挨拶申し上げ、その後門跡猊下が寺内の作品をご巡覧なさるのを、ご一緒させていただきました。
家元、立部祐道門跡猊下の作品 門跡猊下、華務長小田美風先生と。
小田美風華務長様と。 先の華務長川辺宏雄先生・
本能寺未生流華務長中野恭心先生と。
弘仁7年(816年)、高野山の地は、嵯峨天皇から弘法大師空海に下賜されたものです。嵯峨天皇は大覚寺と嵯峨御流の御始祖で、大沢池の畔に咲く一輪の菊を手折られ、殿上の花柄に挿花されたところ、その姿が天地人の三才の美を備えていたことによって、「後世 花を生くる者はよろしくこれを以て範とすべし」と仰せられました。このことを、天の雨水の一滴とし、爾来 嵯峨天皇の自然を慈しみ平和を願う御心は旧嵯峨御所大覚寺に伝わる御龍の流れとして連綿と現在まで1200年継承されています。
高野山と同じく、1200年の伝統と、嵯峨天皇の御心を伝え、嵯峨御流も創流1200年をむかえます。
5月15日、御始祖嵯峨天皇と御縁深い高野山の開創1200年の記念にあたり、旧嵯峨御所大本山大覚寺門跡猊下大導師の元、大覚寺派青年教師会の御出仕による大法要では、まず大覚寺から運ばれた嵯峨天皇の御尊牌が金堂内に安置され、嵯峨御流の献花式が行われました。献花者は西村強甫理事、光岡道寛理事。師範代表辻井が務めまし
た。献花従者と侍者は、京都嵯峨芸術大学1回生から4回生の有志70名が凛々しい姿で参列して下さったことは、大変嬉しく誇らしい気持ちです。
心配していたお天気は快晴となり、嵯峨天皇の御命日(承和9年・842年 7月15日)である15日に厳修された大法会の様子をスナップ写真でご報告いたします。
詳細は、月刊嵯峨7月号でご紹介します、ぜひこちらもご覧ください。
弘法大師空海御入滅に際し、嵯峨天皇様が高野山に勅使を遣わされた事に因み、旧暦3月21日に高野山で営まれる旧正御影供(きゅうしょうみえく)に、大覚寺から檀信徒総代と華務長が毎年参拝に伺う事になっています。昨年に続いて、檀信徒総代の渡邉 昭様とご一緒に、5月9日高野山へお参りしました。内八葉外八葉の高野の峰々に抱かれた蓮台のような場所・高野山は初夏の新緑に包まれていました。まず、奥の院の御廟にお参りし、その後、正御影供の法要のため、金剛峯寺から御影堂へと僧侶方の列に続いて進列。
今年は高野山開創1200年を迎え、既に4月2日から5月21日まで毎日記念行事が行われているため、参拝者が非常に多く、驚きました。境内が人の波で埋めつくされ、法要の列は参拝者を一時ストップして歩かなくてはいけなかったのです。
私共は、御影堂の外陣に座し、祈りを捧げ、お焼香を致しました。
5月15日は、大覚寺が開創1200年記念献花法会を厳修されます。この、50年に一度しかない開創記念行事に、京都嵯峨芸術大学の学生70名余りが供花侍者や従者として参列できることも、嬉しいご縁です。学生さんたちも、高野山に上がれば、自然の素晴らしさや弘法大師空海の偉大な教えを体感できると思います。
そして、5月21日の結願の日も、大覚寺が法要を務められ、和歌山司所の出仕で献花式をされることになっております。
両日とも晴天でありますように・・・
和歌山大学 「JAPAN STUDY1」で、講義をしました
平成27年5月8日、和歌山大学「JAPAN STUDY1」の授業で、「いけばなで美しい地球を守る」というテーマで 、講演とデモンストレーションをしました。200名の受講生に、風景を守ることの大切さと、連続した水の流れが風景をつくるという考え方を話し、「景色いけ七景三勝」に表現される水の流れを実際にいけてみました。
七景(深山・森林・野辺・沼沢・池水・河川・海浜)の内、実際にいけたのは、熊野を連想する「深山」、大学構内に雑草のように生えている愛らしいタンポポを用いた「野辺」、水草ばかりで表現する「沼沢」、葉桜となった吉野桜で「河川」の四つの風景です。
景色いけは、嵯峨御流いけばなの型になっているので、この景色いけの型に当てはめれば、身近な風景や、たとえ気候帯の違う世界の風景でも、その土地を表現する植物を見立てれば、いけばなにすることができるのが特徴なのです。いけた花を、家にかざり、美しい風景を常に身近に置くことで、自然を慈しむ心が養われる・これは、伝
統文化で環境保全の心を育てるということにつながります。
※和歌山大学「JAPAN STUDY1」講座は、日本の風土や歴史・伝統的な日本文化・また現在の日本社会、 いま起きている社会問題などをさまざまな角度からとらえ、世界各国の事情と比較しながら、 国際理解を深める目的の科目で、私は、3年前から前後期1回づつの講義を担当しています。
未生流 大阪中央支部創立40周年記念華展を拝見しました
5月10日、大阪のグランキューブにおいて開催された華展は、支部長中尾宏甫先生の作品をはじめとして、技の光る、格調高いお生花が中心の素晴らしい華展でした。