第97回草月いけばな展を拝見しました
11月3日、東京日本橋高島屋で開催された 華展を拝見しました。
初代家元・勅使河原蒼風先生の「草月五十則」より”いけばなは絵だという、音楽でも、彫刻でもある”
四世家元 勅使河原茜先生のインスタレーションは巨大で、激しいリズムを感じさせるものでした。
写真ではインスタレーションの全貌をとらえることはできませんでしたが 一部を掲載させていただきます。
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Profile
辻󠄀井ミカ先生は、祖父・父の跡を継ぎ昭和43年より嵯峨御流に入門され、平成2年派遣講師となり本格的に華道家としての活動を開始される。
平成8年華道芸術学院教授に任命されたのを始め、華道評議員、華道理事、華道企画推進室副室長等の総司所役職を歴任、平成16年より平成26年3月まで弘友会司所の司所長に就任される。
そして平成26年4月1日より華道総司所華務長に就任。
現在、日本いけばな芸術協会常任理事、大正大学客員教授を務められる。
11月3日、東京日本橋高島屋で開催された 華展を拝見しました。
初代家元・勅使河原蒼風先生の「草月五十則」より”いけばなは絵だという、音楽でも、彫刻でもある”
四世家元 勅使河原茜先生のインスタレーションは巨大で、激しいリズムを感じさせるものでした。
写真ではインスタレーションの全貌をとらえることはできませんでしたが 一部を掲載させていただきます。
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東京池袋の東京芸術劇場で行われた古流松藤会展を、11月3日 拝見いたしました。
古流家元 松藤斎 六世 池田理英先生の迫力ある作品(大王松・青桐・石化 柳・梅擬・ダリア ほか) をはじめとして、古典花・現代花 いずれも気迫のこもった作品でした。
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大覚寺学園 京都嵯峨芸術大学には、華道が選択科目の中にあり、1年で2単位、4年で8単位が取得できます。四年制及び短大・短大専攻科の1回生から4回生までの学生合わせて、6クラス、100名以上の学生が履修しており、華道の授業の一環として、学園祭で華道展を開催しています。
京都嵯峨芸術大学の学園祭「嵐芸祭」 が10月31日・11月1日の両日開催され、その中で『学生華道展』が行われました。華道の授業履修生101名による大華展です。場所は大学内 第六演習室。(UFOの形をした4階大教室)。1作1作、とても丁寧にいけられていて、華展全体としても調和よく構成されていて、101名の学生のパワーが凝縮されていました。会場に入って作品を見ているうちに、こちらも勇気がわいてくるような、力強い作品展だったと思います。
ご指導下さった嵯峨御流の講師9名の先生方には、準備段階から学生と一緒に苦楽をともにしてくださった事と思います。晴れの華展では、学生も交替でお客様をお迎えし、来場者には感想文を書いてもらったりして、真摯な気持ちが伝わってきました。2日間で来場者は606名もあったそうです。寄せられた感想文には、学生の若さと勢いを感じたというものから、景色いけ七景の展示に圧倒されたというもの、こんな華道展が見たかった、などなど。感涙の言葉がぎっしり詰まっていました。集合写真は、私が伺った10月31日のお昼頃、丁度当番をしてくれていた学生と、講師の先生方とで撮りました。
大学の4年間の間に、日本の伝統文化に触れ嵯峨御流のいけばなを身に付けられた方々が、これからの世界を作って行かれる事、楽しみにしております。
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10月31日、11月1日の両日 京都文化博物館6階で開催された、女流京華会の華展を拝見しました。嵯峨御流の小池一甫先生が会長を務められて います。
13流派の中で嵯峨御流からは小池会長を含めて6名の先生方が出瓶されていました。秋らしい花材満載で、畳の大広間にいけばなが良く似合います。
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福山に拠点を置かれている閑渕流家元本部華展が11月1日まで福山天満屋で開催されています。
「いけばなのチカラ」というテーマのもと、迫力の家元作品を中心に、力強い造形作品を拝見させていただきました。
10月27日 谷田緑甫先生担当 ベーシッククラス
10月28日 関灘知甫先生担当 ステップアップクラス
が開催されました。今回で、6回目を迎え、毎回ご担当の先生方の工夫で、ますます熱い授業をされています。私は、朝礼のご挨拶をさせていただいただけなのですが、朝から熱気満々の雰囲気です。教室は、学ぶ喜びに満ち溢れています。今回参加できなかった方は、次回はぜひ!
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10月26日、華道総司所主催「花の宴Ⅱ」が、エクシブ八瀬離宮において開催さ れました。法印、権法印の称号をお持ちの嵯峨御流華道家と全国 109司所の司所 長だけの限定企画の集いです。 華道総裁黒沢全紹門跡猊下ご臨席のもと、宴は 華やかなデモンストレーションで開幕しました。 デモンストレーションのテー マは『花の交響曲・秋』。弦楽四重奏の演奏の中で、8名の華道理事全員が、一 つの調和を奏でるようなパフォーマンスで 歓迎の心を表しました。 天井ギリギ リまで伸びた4mの高さのアングルに、自在に掛けられる15個の掛け器を駆使し、7 ,2×3,6の舞台からはみ出すほどの大作、 花材は、垂桑、楓、鶏頭、オンシジウ ム、グロリオサ、胡蝶蘭など。 舞台上のいけばの前で、門跡猊下のお言葉、理 事長服部精村理事長ご挨拶、乾杯と続き、宴は弦楽四重奏の調べにのって、楽し く和やかに繰り広げられ ました。
副総裁岡田脩克先生、黒田知正総務部長様、荒木義典財務部長様、垣花悦甫副華務長、関灘知甫副華務長も、皆様のテーブルを回って親しく歓談してくださり、プレミアムなお食事も嬉しく、どのテーブルからも笑みが溢れる和やかな佳 い宴となりました。
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堺市いけばな協会主催の第67回いけばな展を拝見しました。
嵯峨御流は5作品を合作で出瓶されていました。
私が伺ったのは初日のテープカットの時で、ちょうどその時に会場におられた嵯峨御流の方々とお写真を撮りました。
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嵯峨御流では、毎年、天皇様がお催しになる歌会「歌会始」の御題にちなんだ「御題花」と「御題花器」を創作し、広く皆様と共に分かち合って、新しい年を挿花でことほぎ一年を楽しんで頂くものとして発表しています。
10月21日、来年の御題「人」に因んだ花器と御題花を発表させていただきました。
歴代華務長が ご苦心なさって花器を生み出してこられたように、わたくしも精魂込めて、皆様に愛される器を・と願いながら創作致しました。
御題花器「人」は、2画で表される「人」という漢字を、赤黒2個のセットの器で表現致しました。烏帽子や、着物の襲(かさね)といった、日本伝来のものに見立ててお使いいただいても結構です。
皆様の想像力で、いろいろな可能性を見いだして頂ければ嬉しく思います。
21日は、発表会初日。華道重鎮 及び 御用達「嵯峨の会」の皆様対象の講習会の風景をお届け致します。
私は、「御題花」としての作品を発表するとともに、器の様々な使い方をご提案いたしました。
21日を含め3日連続の指導者対象の講習会の後、日本全国109の司所に、御題「人」の講習会が広がってまいります。
この御題を選ばれた天皇様の御心を一人一人が汲み取り、特に来年は、いけばなで「人」の和が広がってまいりますよう願っています。
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大覚寺内の、重要文化財の建物「宸殿」「正寝殿」において、4名のアーティストによる5つのアート作品が展示されています。詳細は、京都嵯峨芸術大学のホームページをご覧ください。
大覚寺拝観順路の中に展示されています。
https://www.kyoto-saga.ac.jp/news/30509
その一つ、京都嵯峨芸術大学教授の松本泰章先生にお話を伺う事が出来ました。
大沢池に咲く蓮を見た時の感動・それは、2009年に池に船を浮かべて間近に蓮を感じた風景だったとのこと。
この感動が発想の原点となり、今年の夏にご自身で4Kで撮影されたパノラマ写真をもとに制作されたものです。
リーフレットのメッセージには、「1ピクセルの色彩をストライプに分解し、色彩の抽象的な動きとして作品にしました。自然の中に秘められた美しい色彩を体験していただければ幸いです」と書かれていました。
松本先生は、2007年10月24日~26日まで京都駅ビルにおいて開催された、「いけばな嵯峨御流『日本をいける』プロジェクト ニッポンノケシキ -守り伝えたい原風景・取り戻したい心象風景―」
のイベントに於いて、京都嵯峨芸術大学メディアデザイン学科と嵯峨御流とのコラボレーション展示「bios」を担当して下さいました。
この記念すべきイベントは、伝統文化いけばなで、華道家が自然環境を守る活動をし、社会に貢献していくという「華道家行動宣言」を実践した一つの大きなイベントでもありました。
これからも嵯峨御流は、伝統文化で社会に貢献し続けていきます
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