10月31日 京都嵯峨芸術大学 学生華道展を拝見しました。 101名の学生が出瓶!圧巻です
大覚寺学園 京都嵯峨芸術大学には、華道が選択科目の中にあり、1年で2単位、4年で8単位が取得できます。四年制及び短大・短大専攻科の1回生から4回生までの学生合わせて、6クラス、100名以上の学生が履修しており、華道の授業の一環として、学園祭で華道展を開催しています。
京都嵯峨芸術大学の学園祭「嵐芸祭」 が10月31日・11月1日の両日開催され、その中で『学生華道展』が行われました。華道の授業履修生101名による大華展です。場所は大学内 第六演習室。(UFOの形をした4階大教室)。1作1作、とても丁寧にいけられていて、華展全体としても調和よく構成されていて、101名の学生のパワーが凝縮されていました。会場に入って作品を見ているうちに、こちらも勇気がわいてくるような、力強い作品展だったと思います。
ご指導下さった嵯峨御流の講師9名の先生方には、準備段階から学生と一緒に苦楽をともにしてくださった事と思います。晴れの華展では、学生も交替でお客様をお迎えし、来場者には感想文を書いてもらったりして、真摯な気持ちが伝わってきました。2日間で来場者は606名もあったそうです。寄せられた感想文には、学生の若さと勢いを感じたというものから、景色いけ七景の展示に圧倒されたというもの、こんな華道展が見たかった、などなど。感涙の言葉がぎっしり詰まっていました。集合写真は、私が伺った10月31日のお昼頃、丁度当番をしてくれていた学生と、講師の先生方とで撮りました。
大学の4年間の間に、日本の伝統文化に触れ嵯峨御流のいけばなを身に付けられた方々が、これからの世界を作って行かれる事、楽しみにしております。
10月31日、11月1日の両日 京都文化博物館6階で開催された、女流京華会の華展を拝見しました。嵯峨御流の小池一甫先生が会長を務められて います。
13流派の中で嵯峨御流からは小池会長を含めて6名の先生方が出瓶されていました。秋らしい花材満載で、畳の大広間にいけばなが良く似合います。
10月30日、「いけばな閑渕流展」を福山市天満屋で拝見しました。
福山に拠点を置かれている閑渕流家元本部華展が11月1日まで福山天満屋で開催されています。
「いけばなのチカラ」というテーマのもと、迫力の家元作品を中心に、力強い造形作品を拝見させていただきました。
家元 小川閑渕先生 | 副家元 小川万喜子先生 |
家元嗣 小川智子先生 | |
10月27日 谷田緑甫先生担当 ベーシッククラス
10月28日 関灘知甫先生担当 ステップアップクラス
が開催されました。今回で、6回目を迎え、毎回ご担当の先生方の工夫で、ますます熱い授業をされています。私は、朝礼のご挨拶をさせていただいただけなのですが、朝から熱気満々の雰囲気です。教室は、学ぶ喜びに満ち溢れています。今回参加できなかった方は、次回はぜひ!
10月26日、華道総司所主催「花の宴Ⅱ」が、エクシブ八瀬離宮において開催さ れました。法印、権法印の称号をお持ちの嵯峨御流華道家と全国 109司所の司所 長だけの限定企画の集いです。 華道総裁黒沢全紹門跡猊下ご臨席のもと、宴は 華やかなデモンストレーションで開幕しました。 デモンストレーションのテー マは『花の交響曲・秋』。弦楽四重奏の演奏の中で、8名の華道理事全員が、一 つの調和を奏でるようなパフォーマンスで 歓迎の心を表しました。 天井ギリギ リまで伸びた4mの高さのアングルに、自在に掛けられる15個の掛け器を駆使し、7 ,2×3,6の舞台からはみ出すほどの大作、 花材は、垂桑、楓、鶏頭、オンシジウ ム、グロリオサ、胡蝶蘭など。 舞台上のいけばの前で、門跡猊下のお言葉、理 事長服部精村理事長ご挨拶、乾杯と続き、宴は弦楽四重奏の調べにのって、楽し く和やかに繰り広げられ ました。
副総裁岡田脩克先生、黒田知正総務部長様、荒木義典財務部長様、垣花悦甫副華務長、関灘知甫副華務長も、皆様のテーブルを回って親しく歓談してくださり、プレミアムなお食事も嬉しく、どのテーブルからも笑みが溢れる和やかな佳 い宴となりました。
堺市いけばな協会主催の第67回いけばな展を拝見しました。
嵯峨御流は5作品を合作で出瓶されていました。
私が伺ったのは初日のテープカットの時で、ちょうどその時に会場におられた嵯峨御流の方々とお写真を撮りました。
平成28年度御題「人」の花器といけばな作品を発表しました
嵯峨御流では、毎年、天皇様がお催しになる歌会「歌会始」の御題にちなんだ「御題花」と「御題花器」を創作し、広く皆様と共に分かち合って、新しい年を挿花でことほぎ一年を楽しんで頂くものとして発表しています。
10月21日、来年の御題「人」に因んだ花器と御題花を発表させていただきました。
歴代華務長が ご苦心なさって花器を生み出してこられたように、わたくしも精魂込めて、皆様に愛される器を・と願いながら創作致しました。
御題花器「人」は、2画で表される「人」という漢字を、赤黒2個のセットの器で表現致しました。烏帽子や、着物の襲(かさね)といった、日本伝来のものに見立ててお使いいただいても結構です。
皆様の想像力で、いろいろな可能性を見いだして頂ければ嬉しく思います。
21日は、発表会初日。華道重鎮 及び 御用達「嵯峨の会」の皆様対象の講習会の風景をお届け致します。
私は、「御題花」としての作品を発表するとともに、器の様々な使い方をご提案いたしました。
21日を含め3日連続の指導者対象の講習会の後、日本全国109の司所に、御題「人」の講習会が広がってまいります。
この御題を選ばれた天皇様の御心を一人一人が汲み取り、特に来年は、いけばなで「人」の和が広がってまいりますよう願っています。
大覚寺で、メディアデザインなど多分野のアーティストの作品が展示されています。10月31日まで。
大覚寺内の、重要文化財の建物「宸殿」「正寝殿」において、4名のアーティストによる5つのアート作品が展示されています。詳細は、京都嵯峨芸術大学のホームページをご覧ください。
大覚寺拝観順路の中に展示されています。
https://www.kyoto-saga.ac.jp/news/30509
その一つ、京都嵯峨芸術大学教授の松本泰章先生にお話を伺う事が出来ました。
大沢池に咲く蓮を見た時の感動・それは、2009年に池に船を浮かべて間近に蓮を感じた風景だったとのこと。
この感動が発想の原点となり、今年の夏にご自身で4Kで撮影されたパノラマ写真をもとに制作されたものです。
リーフレットのメッセージには、「1ピクセルの色彩をストライプに分解し、色彩の抽象的な動きとして作品にしました。自然の中に秘められた美しい色彩を体験していただければ幸いです」と書かれていました。
松本先生は、2007年10月24日~26日まで京都駅ビルにおいて開催された、「いけばな嵯峨御流『日本をいける』プロジェクト ニッポンノケシキ -守り伝えたい原風景・取り戻したい心象風景―」
のイベントに於いて、京都嵯峨芸術大学メディアデザイン学科と嵯峨御流とのコラボレーション展示「bios」を担当して下さいました。
この記念すべきイベントは、伝統文化いけばなで、華道家が自然環境を守る活動をし、社会に貢献していくという「華道家行動宣言」を実践した一つの大きなイベントでもありました。
これからも嵯峨御流は、伝統文化で社会に貢献し続けていきます
第49回いけばな大阪展(大阪府花道家協会主催)、後期展の作品です。
村司悠峰(相談役) | 本田博甫 三木悦甫 岡林扶美甫 堂山善甫 籾倉富實甫 惠美圭甫 |
村司辰朗 生野加代甫 日浦昌峰 土畑純峰 黒澤邦峰 | 喜多正洲 内窪耕甫 乾記代甫 森山幸甫 中尾光月 |
前期展はhttps://www.sagagoryu.gr.jp/post_id_4113/をご覧ください。
さわやかな秋晴れの佳き日に、知恩院 和順会館にて都未生流「都の花会」が開催されました。
さり気ないお心遣いが行き届いた会場構成。そして、いつもお洒落で楽しい 大津光章家元と家元嗣大津智永先生ともお目にかかれて、嬉しいひと時をすごさせていただきました。