3月2日。岡山県津山市での 美作司所創立90周年記念華展「つむぐ」を拝見しました。
風花の舞う晴天のもと、津山文化センターにおいて開催された、司所創立90周年記念華展「つむぐ」を拝見しました
しっかりといけられた一つ一つの作品は、会員の研鑽の賜物、そして回廊を回るたび思いがけない風景に出会える会場構成は来場者を楽しませてくださいました。
会員皆様の、喜びに誇りに満ちた眼差しに、この華展が未来を切り拓く大きな機会であることを確信いたしました。
天道花
暮らしの中の花
HOME > 華務長の部屋
Profile
辻󠄀井ミカ先生は、祖父・父の跡を継ぎ昭和43年より嵯峨御流に入門され、平成2年派遣講師となり本格的に華道家としての活動を開始される。
平成8年華道芸術学院教授に任命されたのを始め、華道評議員、華道理事、華道企画推進室副室長等の総司所役職を歴任、平成16年より平成26年3月まで弘友会司所の司所長に就任される。
そして平成26年4月1日より華道総司所華務長に就任。
現在、日本いけばな芸術協会常任理事、大正大学客員教授を務められる。
風花の舞う晴天のもと、津山文化センターにおいて開催された、司所創立90周年記念華展「つむぐ」を拝見しました
しっかりといけられた一つ一つの作品は、会員の研鑽の賜物、そして回廊を回るたび思いがけない風景に出会える会場構成は来場者を楽しませてくださいました。
会員皆様の、喜びに誇りに満ちた眼差しに、この華展が未来を切り拓く大きな機会であることを確信いたしました。
天道花
暮らしの中の花
2月24日。名古屋美術倶楽部で開催された花展は、「輝く花ー愛しき花たちとの出遇ー」
のテーマのもと開催されました。
名古屋美術倶楽部の純和風の会場各部屋でお迎えくださる会員の皆様の姿も華。
初日には中日新聞社が取材に来られていました。翌朝刊に掲載された記事には、「能登半島地震や2年となったロシアのウクライナ侵攻を受け、ともに力強く生きていこうとの思いを込めて開催しました」との小出司所長の言葉が活字となって、一層深く心に響きました。
素晴らしい富士が見えましたので、送ります。
今日は、公益財団法人日本いけばな芸術協会の常任理事会、定時理事会で東京へ来ております。
真言宗大覚寺派 教学研究室主催の、「峩山学林」特別分野講演として、書家 瀬原加奈子先生による講演会、そしてデモンストレーション、のみならず参加者全員が一画ずつ書いて「瑶瓊(ようけい)」を篆書体で書き上げるパフォーマンス体験もさせていただきました。内容は、知れば知るほど深くて楽しい文字の世界についてです。篆刻家でもいらっしゃる先生から、篆刻とは、古代中国青銅器の饕餮紋の線がもとになっているとも教えていただきました。
先生のお話に知的好奇心を刺激され、興味は尽きません。
ご紹介するお写真は、講演冒頭にデモンストレーションで書いてくださった「大道無門」、参加者全員が先生のアドバイスのもと一人一画ずつ書いて最後に落款印を山川門跡猊下が押してくださり完成した「瑶瓊」(赤い玉の意味) 、完成した瑶瓊のパネルを朱色の背景に掛けた写真、その左右の瀬原先生揮毫一対の軸。室内を暗くしてライトアップされたその作品と設えに、喜びと感動を皆様とともにさせていただきました。
旧嵯峨御所大覚寺は左近の梅は、古式にのっとり桜ではなく梅なのです。
樹の南側から咲き始め北側の枝はまだ蕾がちです。
今日は雨水の初候、土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)の季節です。
華道芸術学院の教室には嵯峨小学校6年生70名余りの子どもたちが嵯峨御流いけばなを体験されました。嵯峨御流講師の先生の講義を静かに聞いておられた子どもさんたち、いけ始めると教室は春一番の風のように元気な声が飛び交って、一気に熱気に包まれました。
花をいけるのは楽しい!と感想を述べてくれた子どもたち、これからも、自然の風景を愛し慈しんで、かけがえのない自然環境の大切さや、風景の源である水の流れ言い換えれば命の大切さを思いやる心を育んでほしいと願います。
7流派のいけばな作家による「いけばな展2024」
「第37回右京区民美術展」
2/16~19(10:00~17:00)※19日は15:00まで
右京区役所「サンサ右京」5階にて開催中です。嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学 華道授業履修生有志によるいけばなが、会場に華を添えていますので、ぜひお立ち寄りくださいませ。
右京区役所
〒616-8511
京都市右京区太秦下刑部町12(詳細はこちら)
TEL 075-861-1101