8月25日。常寂光寺様にて
常寂光寺様にて、父 博州の十三回忌を偲ぶ親しい方々との心温まる集まりに際し、皆様と語らいながら宴席で花をいける。
左。「一枯一栄」をテーマに、父が愛していた染付網目大皿には蓮、葉皿に枯れ蓮と芽のついている蓮根。
中。父が好んでよくいけた鶏頭を中心に秋草と種々、実付き七竈の紅葉、顔面土器に。
右。紫苑の生花。内に鯉の絵付アンティーク鉢
紫苑は思い草である故に。
書院から見えるお庭は別世界のような美しさ。
HOME > 華務長の部屋
Profile
辻󠄀井ミカ先生は、祖父・父の跡を継ぎ昭和43年より嵯峨御流に入門され、平成2年派遣講師となり本格的に華道家としての活動を開始される。
平成8年華道芸術学院教授に任命されたのを始め、華道評議員、華道理事、華道企画推進室副室長等の総司所役職を歴任、平成16年より平成26年3月まで弘友会司所の司所長に就任される。
そして平成26年4月1日より華道総司所華務長に就任。
現在、日本いけばな芸術協会常任理事、大正大学客員教授を務められる。
常寂光寺様にて、父 博州の十三回忌を偲ぶ親しい方々との心温まる集まりに際し、皆様と語らいながら宴席で花をいける。
左。「一枯一栄」をテーマに、父が愛していた染付網目大皿には蓮、葉皿に枯れ蓮と芽のついている蓮根。
中。父が好んでよくいけた鶏頭を中心に秋草と種々、実付き七竈の紅葉、顔面土器に。
右。紫苑の生花。内に鯉の絵付アンティーク鉢
紫苑は思い草である故に。
書院から見えるお庭は別世界のような美しさ。
幸い雨は降らず、19時から門跡猊下お導師のもと、観月台にて法要が行われました。ご先祖様に手を合わせながらも池の水面にゆらめく灯籠の灯りに見惚れていると池の中央の護摩壇に火が入り、みるみる大きな火焔となります、声明とお読経の響に呼吸を合わせるかのように。
やがて山の端から大きな満月が昇って行き、池にも月が映って奇跡的な美しい光景となりました。どんなにお写真と言葉でお伝えしたくとも、この響と炎の感動は伝えようがありません。
炎暑が続いておりますが、祇王寺の苔庭に一歩足を踏み入れたとたん、そこは別世界です。瑞々しい苔庭に涼風が冷んやりと肌を撫でてくれますの。
こんなとっておきの場所が嵯峨野にはあることを、皆様に改めてご紹介したいと思います。
徳島市内のJRホテルクレメント徳島で開催された記念華展を7月20日に拝見しました。
会員が力を合わせて創り上げられた作品の数々は、美しいだけではなく力強い自然の息吹に満ちており、それらの作品を通じて会員皆様の活気と熱意が伝わってくる、素晴らしい華展でした。この勢いを契機に益々のご活躍を祈念いたします。次の大きな節目創立100年の華展が楽しみでございます。