いけばな嵯峨御流

華務長の部屋

いけばな嵯峨御流 華務長
華道家

辻井ミカ

Profile

辻󠄀井ミカ先生は、祖父・父の跡を継ぎ昭和43年より嵯峨御流に入門され、平成2年派遣講師となり本格的に華道家としての活動を開始される。

平成8年華道芸術学院教授に任命されたのを始め、華道評議員、華道理事、華道企画推進室副室長等の総司所役職を歴任、平成16年より平成26年3月まで弘友会司所の司所長に就任される。

そして平成26年4月1日より華道総司所華務長に就任。
現在、日本いけばな芸術協会常任理事、大正大学客員教授を務められる。

華務長からのお知らせ

能楽堂ロビーに演目ゆかりの菊をいけさせていただきました。

10月8日、観世流能楽師の山本章弘様が、能「恋重荷」を披かれるにあたり、挿花のご依頼をいただきました。

「恋重荷」の演目にちなみ、様々な菊を使用した作品構成を考え、会場である大阪市内の大槻能楽堂ロビーを飾りました。いけこみは、大阪の嵯峨御流の先生方にお願いして私の構図通りにいけていただきました。ご来場のお客様からは、「恋重荷」のイメージが膨らみ、ひと足早い秋の訪れを感じることができたとご好評をいただいたそうで、大変有難いことでございました。

「蓑虫の音を聞きに来よ草の庵」

10月寒露の候。秋晴れの空が抜けるように青く澄み切っている日は心も爽やかです。
「蓑虫の音を聞きに来よ草の庵」は有名な芭蕉の句。蓑虫も越冬の準備に入りましたので、
私のお部屋のしつらえは、この絵に。 

画:瀬原篁冲
画題:「美の虫」

朗報です!

秋の観光シーズンに京都市バスの臨時便が運行します。ぜひご利用し、大覚寺へお越しください!

 

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