4月28日公開。 Charity Virtual Ikebana Exhibition by TFC Members
いけばなインターナショナル東京支部会員による、チャリティーバーチャル花展が4月28日から公開されています。
私は、アリウムを使った作品を出品しました。I.I.会員で嵯峨御流の方も出品されていますので、ぜひご覧下さい。
こちらからご覧になれます。
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Profile
辻󠄀井ミカ先生は、祖父・父の跡を継ぎ昭和43年より嵯峨御流に入門され、平成2年派遣講師となり本格的に華道家としての活動を開始される。
平成8年華道芸術学院教授に任命されたのを始め、華道評議員、華道理事、華道企画推進室副室長等の総司所役職を歴任、平成16年より平成26年3月まで弘友会司所の司所長に就任される。
そして平成26年4月1日より華道総司所華務長に就任。
現在、日本いけばな芸術協会常任理事、大正大学客員教授を務められる。
いけばなインターナショナル東京支部会員による、チャリティーバーチャル花展が4月28日から公開されています。
私は、アリウムを使った作品を出品しました。I.I.会員で嵯峨御流の方も出品されていますので、ぜひご覧下さい。
こちらからご覧になれます。
名品の来歴 幻の刀「膝丸」が語る1000年「千年以上の時を生きてきた天下の名刀『膝丸』の来歴を解き明かす。
https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=28820
この太刀は、もと源満仲所持で、以来源家に伝わり、のちに源義経所持となり「薄緑」とも号された名刀。今は大覚寺に伝わっています。
私が「薄緑」をイメージした作品を、銀葉の色と紫の花でいけてみました。
「鋳物(いもの)・モダン ー花を彩る銅のうつわー」と題する特別展を拝見に、4月16日泉屋博古館へ参りましたら、奇跡のようなお出会いがありました!
博古館玄関ロビーで花を生けておられる大郷(おおごう)先生にご挨拶させていただくことができました。先生は明日の講演会のために花をいけにこられたそうで、しばし器のこと、いけばなのこと、などお話を伺わせていただきました。
大郷先生は本展で展示されている花器のコレクターで、そのほとんどを富山大学に寄贈されたお方です。
<富山大学のホームページより引用させて頂きます。>
https://www.u-toyama.ac.jp/event/17896/
◎特別展の趣旨について。
東アジアにおける金属工芸は実に3000年の歴史のなかで育まれてまいりました。中国では宋時代以降、古代青銅器を模倣した銅花器が文人の書斎を飾る道具として珍重されました。日本にも室町時代以降多くもたらされ、江戸時代にはそれらを模倣した銅(どう)花器(かき)が発達し、さらにその伝統は近代へと受け継がれました。
本展覧会では富山大学芸術文化学部所蔵の大郷(おおごう)コレクションを中心にして、日本近代銅花器の多種多様な造形をご紹介します。さらに近代?型(ろうがた)鋳造(ちゅうぞう)発展に大きく貢献した高岡市の須賀(すが)松園(しょうえん)工房に焦点を当て、その代表作品とともに?(ろう)原型(げんけい)なども併せて公開します。日本近代銅器制作のなかで大きな地位を占めた?型鋳造技法をわかりやすくご紹介します。
◎大郷(おおごう)コレクションについて。
富山市出身の花道家・大郷(おおごう)理(り)明(めい)氏の眼で選び抜かれた花器のコレクション。その中心は明治時代以降につくられた銅花器で、郷里・富山の中でも鋳物の街として知られる高岡市にキャンパスを持つ富山大学芸術文化学部へ寄贈されました。古典美を追究したものから、カニなど生き物を超絶技巧で表したユニークなものまで、近代金工の魅力がぎゅっと詰まったコレクションです。まとまった公開は、関西初となります!
会に所属する各流派代表者による作品展示のなかで、嵯峨御流の作品を、わたくしのスナップ写真でご紹介させていただきます。
我が家のお玄関にいけたこのシャクナゲは、華道祭の名残の花。表彰のおしるしとして、尾池泰道門跡猊下から頂いた「春風駘蕩」(しゅんぷうたいとう)の色紙も掛けさせていただきました。
華道祭(9日〜11日)、終われば夢の如き3日間、準備を含めて5日間。年度の初めのこの行事が、これほどありがたいと思ったことはありません。
100名余りの人々が、晴れの場に花をいけるという目標に向かって時には助け合いながら花をいける喜びはひとしおでした。また、会期中にお迎えした人々からのお声がけや笑顔を見て、こちらも笑みが溢れる、そのように体中の血が湧き踊るような思いを致しました。
おそらく、参加した皆々様もそのような思いを少なからずなさっておられる事と思います。
開催するか否か、で大いに揺れる中、決行のご判断を有難く思い返しています。
出来ることを、一つずつ、誠実にやっていこうと自分に言い聞かせる日々です。
今回の嵯峨天皇奉献華法会がこちらからご覧いただけます。
「4月11日、華道祭を無事終えることができました。」
嵯峨御流 華道祭 4月11日に終了いたしました。ご来場くださいました皆様、華道祭に関心を持って嵯峨御流ホームページやFacebookなどをご覧くださいました皆様、そしてお世話になりました多くの方々、特に開催に向けてさまざまな苦労、特にコロナへの万全の対策を考えてくださった職員の皆様に、心から感謝申し上げます。
「華席のこと」
今回の華席は、コロナ対策のために、全国107司所が集まることは避け、大覚寺および華道芸術学院に展示された、全国107司所・海外司所・華道役職者・名誉職者の作品は全て、華道の先生方(教授・派遣講師・主任/特任/特命教授)によっていけられました。そして、作品は先生方によって毎朝丁寧に手入れされて、最終日まで凛と咲き、微塵の乱れもなく美しい姿で嵯峨天皇様への報恩を表しているように誇らしげに感じました。
「親授式」
華道総裁であられる門跡猊下から永宣旨をいただかれる式典、また、称号/特別階級/正教授親授式での皆様の晴れやかなお顔お姿を見て、感無量でした。僧侶の皆様もマスク着用での御読経、我々はなるべくどこにいても「無言」を心がけ、三密を避けたつもりです。
「華供養塔・嵯峨天皇奉献華法会 ・第21世門主併修後嵯峨法皇750回御忌法会 併修」
3日間とも快晴で、11日に行われた嵯峨天皇奉献華式は京都地区の7司所が担当してくださいました。
装束姿の献花出仕者の皆様の姿が凛々しく、門跡猊下筆頭に約30名が列となって明智門から出発し、華供養塔献花の後、勅使門から白砂の庭に入り、舞楽台を経て心経前殿に入堂して、法会となり、その中で献華並びに献茶の儀が執り行われました。厳かで、心に響く献華献茶の儀、この光景を、遠巻きに皆様方が心を合わせて見守って下さいました。
「伝統の灯」
ご来場者は例年のことを思うととても少なく、大きなお堂にも人影はまばら、な様子でしたが、
今回の華道祭、2年ぶりに、規模縮小しながらも何とか開催できました事、伝統の灯をつなぐことができたことは、ひとえに関わる皆々様の心が寄り合って慎重を心がけて下さったおかげだと思い感謝の念で一杯です。
花を見て花から勇気を頂くという想いは、誰もが感じることではないでしょうか。花をいけるとは、尊い心を呼び起こしてくれるものだとつくづく感じた次第です。
嵯峨天皇様の大御心を、各人がそれぞれの心にしっかりと持って、自分が関わる社会においても生かしていけるよう、わたくしも精進して参る所存です。
高知県 高知城で開催された野外でのいけばな展に2〜3mの高さの嵯峨御流作品も出品されていたと、お知り合いの方からお写真を頂戴しましたので、このブログでご紹介させていただきます。
その方の感想は、「城郭と対比できる華麗さです。」との事!
大覚寺境内 大沢池北側「嵯峨の竹林」脇に、それはそれは見事にシャガが咲いています。明日からの華道祭に足をお運びくださる方々には、ぜひとも御池の周りをゆっくりと散策していただきたいと思い、ご紹介致します。この竹林を歩いて抜けた先に名古曽の滝跡があります。そこから、曲水の遣水跡を回って大沢池東堤から西を見ると池越しにお堂が見えます。さらに南の池畔から北を見ると、嵯峨御流盛花の庭湖の景が現れてきます。盛花の原点となっている風景を、ぜひご覧くださいませ。
4月2日。ちょうど大沢池の桜のもっとも美しい日でした。NHK「京コトはじめ」14:05から14:50 『桜を堪能!京都人のお花見』の生中継が大覚寺で行われました。
NHKアナウンサー森田洋平様、植治 次期十二代小川勝章様、京都写真家 水野秀比古様が大覚寺観月台で京都の桜の魅力について語られる中継の中で、私は「山桜散り景色」をいけて少しお話をさせていただきました。