今日から、一日一華を目標に、毎日花を生けようと思います。花は、どんな場所にも、光と明るさをもたらしてくれます。
4月21日。大覚寺及び嵯峨御流華道総司所は、緊急事態宣言のもと5月6日まで閉庁しています。でも、寺中では数名の方々がお仕事や毎日のお勤めをなさっておられます。頑張ってくださる方々に少しでもホッとしていただきたくて、今日は職員玄関に花をいけました。
21日は弘法大師空海さまがご入定された縁日であり、御影供法要が、寺内のみで行われていました。
花材 イタヤカエデ 百合 カラー
花器 嵯峨好 桐竹紋花瓶 銘「鳳玉」山崎光洋作
The red sky at sunset in Hirosawa pond.
4月20日。広沢池にうつる夕陽に、不思議な力を感じて、夢中で撮ったもの。taken with iPhone
嵯峨御流の機関誌「嵯峨」4月号で、嵐山にある福田美術館をご紹介しました。福田美術館の庭は嵐山を借景として、近景にモダンな庭が配置されていて感興を覚えました。それに刺激を受け、私の花は、嵐山が全山桜に染まる風景を連想していけたものです。
保津峡から大堰川となり渡月橋を流れる辺りは、右岸は嵐山、左岸の堤は小倉山からなだらかに平地になります。さらに渡月橋から先の、嵯峨美術大学の辺りからは河原は一面ススキや菜花などに覆われます。作品では、諏訪蘇山作の器に、左岸の河原を見越して、花が咲きながら山を駆け上がるように感じる嵐山の心象風景をいけています。
撮影は、2月20日に行いました。その日の朝、実際に河原へ降りてススキを採取し、嵐山を見ながら桜を連想して。。。
https://www.sagagoryu.gr.jp/post_id_18642/
新型コロナウィルス感染拡大防止で、”Stay home”お家に居る時間が長くなりました。家族みんながストレスなく過ごせるように、花をいけてみませんか。花を置くスペースがない場合や和室の家でも、吊り花などいかがでしょう。
お家に花を!花から明るい気が広がることと思います。
写真は、我家の和室のコーナーに木の棒を渡して、その木に御題「望」花器を吊り、オンシジウム、チューリップ、胡蝶蘭をいけたもの。黄色は、人に活力を与えてくれる、ポジティブな色です。
御即位を記念して、また令和改元記念として、生み出された花器「泰鳳」。
高御座の屋形と同じ八角の姿で、「八方」すなわちあらゆる方角に末広がりの発展を願うという思いを表しています。正面には菊花御紋章、背面には一対の鳳凰の間に嵯峨御所に伝わる桐竹紋様が描かれています。
こちらの動画でご紹介していますのでご覧下さい。
嵯峨御流 海外支部の方からメールをいただきました。その手紙には、このように書かれていました。
「美しい自然の風景を嵯峨御流のホームページにアップしてくださり有難うございます。ご存知の通り、私達は家に居るよう命令されていますので、今年はワシントンD.C.の桜を見に行くことができません。写真を通してしか桜を楽しむことができませんでした。また、平穏な日常になることを願っています。」
そして、ワシントンの桜だよりのホームページをお知らせ下さいましたので、ご紹介します。
世界的な新型コロナウィルス感染症拡大被害が一日も早く収束へ向かいますよう、祈るばかりです。
cherryblossomwatch.com
今日は桜雨の4月1日です。
嵯峨の美しい風景をご紹介しようと思い、予定の合間を縫って、祇王寺へ。
祇王寺の苔庭は、目に染みるばかりの鮮緑色のグラデーション。予想を超えた美しさでした。
皆様、時節柄お出かけしにくい日々をお過ごしのことと思いますので、嵯峨のあちらこちらの桜のある風景をご紹介します。
まず、佐野藤右衛門さんのお庭の桜です。