華務長の部屋
いけばな嵯峨御流 華務長
華道家
辻井ミカ
Profile
辻󠄀井ミカ先生は、祖父・父の跡を継ぎ昭和43年より嵯峨御流に入門され、平成2年派遣講師となり本格的に華道家としての活動を開始される。
平成8年華道芸術学院教授に任命されたのを始め、華道評議員、華道理事、華道企画推進室副室長等の総司所役職を歴任、平成16年より平成26年3月まで弘友会司所の司所長に就任される。
そして平成26年4月1日より華道総司所華務長に就任。
現在、日本いけばな芸術協会常任理事、大正大学客員教授を務められる。
華務長からのお知らせ
7/8(月)TBSビビット テレビ放映 JR東海 「そうだ 京都、いこう。」2019キャンペーン「苔と新緑」祇王寺での景色いけデモンストレーション
■7/8(月)TBSビビット テレビ放映
7/8(月)にTBS「ビビット」にてJR東海 「そうだ 京都、いこう。」2019キャンペーン「苔と新緑」の6.27イベントの模様が放映されます。祇王寺において、祇王寺の蒼い苔のある風景をアップされ景色いけでデモンストレーションでいけた様子や、常寂光寺での小松美羽さんの、ライブペインティングなどです。
10〜15分程のコーナーの中で京都の苔と新緑をテーマに嵐山エリアを中心としたスポット紹介とイベントの様子が入る予定。放映時間は、9:00〜9:30の間を予定されております。
7月5日。大覚寺 大沢池に、ここにしかない「名古曽」という名の古代蓮が、今年も開花しました。
7月5日。大覚寺 大沢池に、ここにしかない「名古曽」という名の古代蓮が、今年も開花しました。
6月27日。祇王寺で、景色いけのデモンストレーションをさせていただきました。
JR東海「そうだ 京都、行こう。」初夏キャンペーンのテーマ「苔と新緑」の「京都 苔めぐり ガイド」に、いけばな嵯峨御流華道総司所・大覚寺の塔頭寺院である「祇王寺」が取り上げられました6月27日(木)に、より深く京都のみどりの美しさを伝えるアートライブとして、「祇王寺のみどりの苔のある風景」をご覧頂きました。
祇王寺でのライブの様子をご紹介します。
あいにくの雨でしたが、JR東海の職員の皆様の、行き届いたご準備のおかげで、祇王寺の草庵の縁側にしつらえられた緋毛氈の上で、祇王寺ご住職で大覚寺執行長の、伊勢俊雄宗務総長がご挨拶なさった後、デモンストレーションは始まりました。祇王寺の苔庭の良さは、その小ささかもしれません。いけばなでは、イロハカエデの古木に枝を添え、大水盤に石を景色に据えて、四種類の苔を敷き詰めました。
苔の種類は、ヒノキゴケ、タマゴケ、コウヤノマンネンゴケ、カモジゴケです。初夏の山野草を添え、景色いけ野辺の景として表現しました。
そして今回の「そうだ 京都、行こう。」の初夏キャンペーン「苔と新緑」特集が7月8日(月)に、TBS「ビビット」(08:00~09:54)のコーナー内で紹介される予定です。
7月1日。神田外語大学にて、「京都学講座」の授業を、岡村光真部長と二人で担当致しました。
神田外語大学と大覚寺・嵯峨御流は近年ご縁あって交流を深めてまいりました。
今までに、神田外語大学で、留学生や日本人学生に嵯峨御流いけばなワークショップを開催するほか、三年前からは神田外語大学生が大覚寺にお越しになり、参籠して朝の勤行やお寺の雰囲気を味わいつつ、いけばなの講義も受ける、という日本文化体験講座を実施して頂いています。今年も学生12名が8月に2泊3日で来寺されることが決定しております。
7月1日。千葉県幕張にある神田外語大学で、大覚寺へ来られる学生への事前学習を兼ねた「京都学講座」の授業を、岡村光真部長と担当させて頂きました。
授業の前に、神田グループ理事長 佐野元泰様にご挨拶させて頂きました。
佐野理事長様は、建学の理念である初代理事長佐野公一様のお言葉「言葉は世界をつなぐ平和の礎」を実践され社会貢献のできる人の育成に尽力されておられます。理事長様のメッセージの中で、情報機器が発達した現代において世界中の人々と本当の意味でのグローバル化、人と人とを繋ぐコミュニケーションが日本に必要になったのだと語っておられ、真の国際理解はまず、その国の本物に接し体感する事、という想いを様々な形で実践されておられます。理事長様の素晴らしい教育方針には常々敬服致しております。この度の大覚寺とのご縁が、日本文化を理解し語れる人を育てる、さらに国際理解を通じて世界平和に貢献する人材育成に繋がる事を願っております。
また、ふくしまサクラモリプロジェクトに毎年協賛されていて、キャンパスにはふくしまの桜が植樹されていました。